長濱ねる、小学生たちとダンスに挑戦 手話単語を振りに取り入れ「これからも学び続けたい」
俳優の長濱ねるが19日、都内の小学校で行われた「学ぼう!デフリンピック特別授業」に、デフ柔道アスリートの佐藤正樹らとともに出席した。
『東京2025デフリンピック』開催に向けて「より一層、盛り上げていきたい」
俳優の長濱ねるが19日、都内の小学校で行われた「学ぼう!デフリンピック特別授業」に、デフ柔道アスリートの佐藤正樹らとともに出席した。
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『学ぼう!デフリンピック』とは、東京都企画制作の小学生向け学習コンテンツで、デフリンピックの概要やデフスポーツの特徴、聴覚障害や手話などを漫画やクイズを通して子どもたちが楽しく学べる内容となっている。
4時間目に体育館に集まった小学6年生2クラスの児童から、手話の拍手で迎え入れられた東京2025デフリンピック応援アンバサダーを務める長濱は「今日はみんなで一緒に楽しく勉強しましょう」と手話を交えてあいさつ。
そして、佐藤による競技や競技用具についての講義や、富士通社員ほかによる音を光や振動に変えるUC機器“Ontenna”の説明と体験をすると「私もデフスポーツを勉強する中で、さまざまな工夫がされていることを知ったんですけど、(競技用具を)初めて拝見して難しそうだなと思いました。目からの情報のみで競技スポーツをやっていくって、より神経が研ぎ澄まされるような、そんな感覚がしました」と語り、「こうやって知れると、よりデフスポーツが身近になって応援しやすいなと思うので、今日は間近で見られてうれしかったです」と目を輝かせた。
そして、手話単語を振りに取り入れたデフリンピックの応援ソング『しゅわしゅわデフリンピック』を児童と一緒に踊った長濱は「みんなと一緒にこうやってダンスを踊って、ダンスの中で『ありがとう』だったり『こんにちは』だったり、楽しく手話を学べたので、これからも一緒に学び続けたいなと思いました」と笑顔を見せた。
イベント後の囲み取材で、改めて児童たちと同イベントを体験した感想を求められた長濱は「私自身、初めて(視覚的)情報保障を生で見まして、ライトでスタートの合図をわかりやすく伝えたり、音を振動で伝えたりと、技術で垣根をなくしていくことはすばらしいと思いましたし、児童のみなさんが生で経験することで、より身近に感じられて、応援しやすくなるんじゃないかなと思いました」と期待を寄せ、『東京2025デフリンピック』開催まで500日を切ったことについては「いよいよ近づいてきたなという思いが強いです。500日を切ったということで、都民のみなさん、そして国民のみなさんを巻き込んで、デフスポーツを日本全体で盛り上げて、初めて日本で開催されるということなので、より一層、私も盛り上げていきたいなと思いますね」と力強く語った。
3時間目には6年生1クラスの児童を対象に、同アンバサダーの川俣郁美氏と佐藤による手話やデフリンピックについての学習と手話コミュニケーション体験が行われた。