俳優の大竹しのぶが18日、都内で行われたディズニー＆ピクサーの最新映画『インサイド・ヘッド2』（8月1日公開）来日スペシャルイベントに多部未華子とともに参加。映画のスタッフから誕生日サプライズを受けた。

　イベントには、ケルシー・マン監督、エグゼクティブプロデューサーのピート・ドクター、プロデューサーのマーク・ニールセン、キャラクター・アート・ディレクターの村山佳子氏が、9年ぶりとなる続編をたずさえ来日。登場キャラクターたちが並ぶポップでカラフルなステージで本作をアピールした。

　マン監督は「いろんなことを映画に込めたけど、真ん中になるのは自己受容。だんだん年を重ね、10代になると自意識が強くなり、自分に厳しくなる。自分を批判するゆえに新しい感情が生まれる。他人と比べてよくないことを思うけど、最終的に自分を愛することを学んでいく。そういうものを込めました」と伝えた。

　日本語吹き替え声優を務めた大竹と多部は、来日した監督とスタッフに九谷焼のお皿をプレゼント。ヨロコビ、カナシミなど、登場する感情が描かれたお皿で、マン監督は「ビューティフォー！　これから何年も宝物として大事にします」と大喜びだった。

　スタッフから大竹に“サプライズ返し”。きのう7月17日に67歳の誕生日を迎えた大竹に、演じたカナシミをイメージしたブルーの花束と、思い出ボールを贈った。思い出ボールには大竹がアフレコしている様子を描いたイラストが収められている。大竹は子どものようにぴょんと跳ねて喜び、「お誕生日はそんなにうれしくはないけど、こんなに美しいバラをいただいてうれしいし、これからもヨロコビを支えていきます」と語った。

　本作は、2015年公開の『インサイド・ヘッド』の続編。大人になると増えていく感情をテーマに、成長して新たな壁に直面する主人公・ライリーの物語を描く。