「レディー・ガガのようになりたい」の真相…HKT48坂本愛玲菜、現在進行形の“憧れ”は?
自分の世界観を出し、さまざまな曲を歌いこなすAKB48岡田奈々に憧れ
坂本は研究生時代、キャッチフレーズで「レディー・ガガさんのような歌手になりたい」と公言している。独特かつ奇抜な世界観とセンスで唯一無二の存在感を放つ歌姫と、正統派アイドルの道を歩んできた坂本では、少なからずギャップがあるのは否めない。坂本自身も「イメージにないですよね」といたずらっぽく笑う。
「(研究生の)お披露目の時にキャッチフレーズを考えてくださいと言われて、当日までまったく思い浮かばなかったんです。レディー・ガガさんが好きでいつも聞いているんですけど、もう言ってしまおうと思って。その印象がついて、握手会とかでも『レディー・ガガになりたいんでしょ』と声をかけて頂くようになって、簡単に決めなければ良かったと後悔しました(笑)。今はAKB48の岡田奈々さんが憧れです。自分の世界観を出しつつ、歌唱力も凄い。私の目指すところというか、あんな風になりたいと思いました。私は声的にガツンと行けるタイプではあまりないので、例えば奥華子さん、森高千里さん、松田聖子さんのような声の特長を生かした楽曲が得意なのかなと。でも、今後はバラード系だけじゃなく、水樹奈々さんみたいな力強い歌も新しく表現できるようになりたいです」
幼少期から歌手を夢に掲げてきた坂本にとって「歌」とは――。
「私にとって、歌は常にとなりで寄り添ってくれる存在で、なくてはならないものです。歌はどんな時にも、どんな人にも寄り添ってくれる。悩んでいた時期に音楽で勇気づけられたこともあったし、自分がこんなに頑張っていたから絶対に大丈夫と、歌を通じて自分を奮い立たせてきました。今はメンバー一人一人がHKT48を引っ張っていこう、もっと自分自身やHKT48のことも知ってもらおうという意識が高まっています。3期生の私も7年目。もうベテランの域なので(笑)、1期生さん、2期生さんに頼りすぎず、『歌=坂本愛玲菜』と言ってもらえるように、HKT48の先頭に立っていきたいです」
坂本はこれからもきっと、歌とともに、多くの人々に笑顔を届けてくれるに違いない。
□坂本愛玲菜(さかもと・えれな)2000年9月12日生まれ、福岡県出身。13年、HKT48の3期研究生となり、16年3月にチームTIIへ昇格。小学生の頃に習っていたダンスだけでなく、優しい美声で聴く者を自分の世界に引き込む、AKB48グループの歌姫候補の一人。「おうち時間」は、大ヒットのフィットネスプログラム「ビリーズブートキャンプ」を活用しながら筋トレに励んでいる。座右の銘は「自分は自分、人は人」。