『怪盗グルー』で芦田愛菜の後を継いだ児玉すみれの素顔 将来の夢は「警察官とかテレビの人」
「怪盗グルー」シリーズの7年ぶりの最新映画『怪盗グルーのミニオン超変身』が19日より劇場公開される。本作の日本語吹き替え版で、三女アグネスの声の吹き替えを新たに担当するのが子役の児玉すみれ(8)。これが声優デビューになる児玉の素顔とは……。
映画『怪盗グルーのミニオン超変身』で三女アグネス役
「怪盗グルー」シリーズの7年ぶりの最新映画『怪盗グルーのミニオン超変身』が19日より劇場公開される。本作の日本語吹き替え版で、三女アグネスの声の吹き替えを新たに担当するのが子役の児玉すみれ(8)。これが声優デビューになる児玉の素顔とは……。(取材・文=平辻哲也)
「怪盗グルー」シリーズはユニバーサル・スタジオ×イルミネーションによる大ヒットシリーズ。ミニオンはこのシリーズで生まれた人気キャラで、2022年の『ミニオンズ フィーバー』は全世界で累計約10億ドルの興行収入を記録、日本では2022年度興行収入ランキング洋画アニメNo.1に輝いた。
長編第4作『怪盗グルーのミニオン超変身』は、グルーが高校時代の同級生マキシム・ル・マルから命を狙われるというもの。妻のルーシー、マーゴ、イディス、アグネスの3姉妹、新たに誕生した赤ちゃんのグルーJr.ともども名前と身分を隠して隠れ家に移り住むが、悪党を夢見る少女ポピーに正体がバレてしまい、スーパーパワーを持ったミニオンたちが窮地を救う。
日本語吹き替え版では、グルー役の笑福亭鶴瓶、ルーシー役の中島美嘉とおなじみの顔ぶれが続投し、マキシム役を片岡愛之助、ポピー役を声優初挑戦の山田杏奈が務め、グルーとルーシーの養女、三女のアグネス役を過去3作に出演した芦田愛菜(19)に代わって、注目の新人子役、児玉が務める。
児玉は湊かなえ氏原作の連続ドラマW『落日』で主演・北川景子の幼少期を演じたほか、CM、雑誌などで活躍する小学2年生。記者会見では、バレエのために1日30分、筋トレしていることを明かし、鶴瓶を驚かすなど堂々としていた。
前作『ミニオンズフィーバー』は100回見たそうで、「もともとミニオンズが大好きで、決まってからは芦田愛菜さんの声を聴いて勉強しました。アグネスはすぐにテンションが上がってしまう子で、私も同じ。ちっちゃい頃からユニコーンも大好きで、似ているところがあります。アグネスは(正体を隠すために)『嘘をつきなさい』と言われても、嘘をつかないように頑張っているところがかわいいなと思っています。『超変身』は新しいミニオンがいっぱい出てくるので、楽しみにしてほしいです」。
初のアフレコは一人で収録した。
「叫び声とか笑い声を画に全部合わせるのがとても難しかったです。スーパーマーケットでギャーギャー騒ぐところは何回も家で練習しました」
アグネスは三姉妹の末っ子という設定だが、児玉は小学6年の姉と2人姉妹。
「妹の気持ちはちょっと分かるところもあります。お姉ちゃんとは仲がいいです。お姉ちゃんはよく『じゃんけんしよう』というんですが、お姉ちゃんはチョキとパーばかりを出すので、全部、私が勝ちます」と笑う。
好きな教科は体育、図工、算数。特に、かけっこが得意だそうで、姉から「運動神経いいね」と褒められるのだという。「将来の夢は?」と聞くと、「警察官とかテレビの人、声優さんと俳優さんとモデルです」。かつては天才子役の芦田愛菜が務めたアグネス役。新たに魅力いっぱいに演じた児玉の今後に期待が高まる。
□児玉すみれ(こだま・すみれ)2016年4月生まれ。22年、NHKEテレ『オハ!よ~いどん』に出演。湊かなえ原作の連続ドラマW『落日』では主演・北川景子の幼少期を演じる。テレビ東京『真夏の絶恐映像 日本で一番コワイ夜』(23年)では女の子霊役を演じた。タカラトミー プラレール、LIXIL、オンワード・クローゼット、三菱自動車デリカミニなどテレビCM多数。