デビュー20周年の大塚 愛、初の個展開催「感謝の気持ちでいっぱい」 今年の夏は「小さな休暇」
シンガー・ソングライターの大塚 愛が17日、デビュー20周年の節目に自身初となる個展『AI OTSUKA 20th ANNIVERSARY ART EXHIBITION AIO ART』の取材会に出席した。
個展『AI OTSUKA 20th ANNIVERSARY ART EXHIBITION AIO ART』を開催する
シンガー・ソングライターの大塚 愛が17日、デビュー20周年の節目に自身初となる個展『AI OTSUKA 20th ANNIVERSARY ART EXHIBITION AIO ART』の取材会に出席した。
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初となる個展は、東京・スパイラルガーデンで18日から29日まで開催。大塚が20年間のアーティスト人生で積み上げてきた結晶のような作品たちを全身で感じることができる機会となっている。展示する油絵や書道のテーマは、大塚自身の楽曲をテーマに描き下ろした作品。展示作品は、油絵(33点)、ペンシルアート(2点)、書道(12点)、フラワーアレンジメント(26点)、版画(7点)の合計80点。会場では大塚にとって初となる全曲ピアノ・インストゥルメンタルのCDが付属された個展のパンフレットを販売。一部を除く作品も販売予定だ。
大塚は黒の縦縞のワンピース姿で登場。ピアノを弾き語りし、メロディーを奏でた。
初となる個展開催が明日からに迫った。大塚は「もう胸がいっぱいで、この個展をやろうと思ったのが1年少し前。去年の春くらいからいろんな打ち合わせを積み重ねて、長いスパンでの準備期間でした。たくさんの方に協力していただいて感謝の気持ちでいっぱいです」と心境を明かした。
半年近くの制作期間がかかった作品もある。過程で大変だったことは「一番最初の真っ白なキャンバスに描いていくのは楽しいんですけど、そこからは自分の実力との戦い。自分が追い求めているものに自分の実力が伴わなくて、ずっと苦しいときもあります。出来上がるまで明確に見えているっていうところでまた楽しいなっていう風になります。なので、ほとんど作業は苦しいですね」と苦笑した。
今回の会場となった、青山・スパイラルガーデンは1985年10月に株式会社ワコールが「文化の事業化」を目指し、複合文化施設をオープン。1階奥の吹抜けには螺旋スロープがあり、これまで「2022年度 グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞している。
大塚は「恐れ多くて、怒られたらどうしようと。このすごい会場にふさわしくないんじゃないかって不安がずっとあるんですけど、頂いたご縁に感謝しながら今回は甘えさせていただければと思っています」と緊張していることを打ち明けた。
真夏での開催とあって、これまでの印象深い夏の思い出を聞かれると「1度だけ花火を真下から見上げた経験があります。花火の体感がすごかった」と振り返った。
今年の夏に楽しみにしていることは「小さな休暇をいただこうと思うので、いろんなところに遊びに行こうと思っています」と国内問わず海外旅行も視野に入れていた。
今後の活動については「自分の個性を今一度探りながらしっかりとしたビジョンで突き詰めていけたらなと思います」と意気込んだ。
大塚は2003年にデビュー。『さくらんぼ』『プラネタリウム』など多数のヒット曲を生み出した。19年より本格的に油絵を描き始めた。22年には書道・、フラワーアレンジメントなど創造クリエイティブを精力的に形にし、21年、22年には『e to oto to…~ART×MUSIC~』という“音楽”と“アート”がテーマの企画展に参加。油絵やキャンバスアートなどの出展・販売を行い、全て完売するなど音楽以外でもマルチな才能を発揮している。