『24時間テレビ』今年のマラソンランナーにやす子 児童養護施設にいた過去 出演者の第一弾が解禁

お笑い芸人のやす子が8月31日、9月1日に放送される日本テレビ系『24時間テレビ47』のマラソンランナーを務めることが17日、発表された。また、3人目の総合司会を上田晋也が務めることも分かった。

やす子が『24時間テレビ47』のマラソンランナーを務める
やす子が『24時間テレビ47』のマラソンランナーを務める

3人目の総合司会に上田晋也

 お笑い芸人のやす子が8月31日、9月1日に放送される日本テレビ系『24時間テレビ47』のマラソンランナーを務めることが17日、発表された。また、3人目の総合司会を上田晋也が務めることも分かった。

 この夏で第47回目をむかえる「24時間テレビ47」の制作発表記者会見が汐留・日本テレビタワーで行われた。「愛は地球を救うのか?」をテーマに、今までの当たり前に「?」をつけるところから新しいチャリティー番組を目指す今年の24時間テレビ。

 会見では、総合司会として10年タッグを組んできた羽鳥慎一、水卜麻美(日本テレビアナウンサー)に加え、3人目の総合司会として上田が登場した。

「“総合司会”とご紹介いただきましたが、本質的には今年の“アイドル枠”として起用されたと思っていただければ幸いです」と上田節さく裂で会場を笑いで包み明るくし、「明るく楽しいものでないと人が集まらないし、エネルギーが生まれないと思う。24時間テレビも明るく楽しいものにできれば!」と今年の24時間テレビに向けた意気込みを語った。

 さらに今年は24時間テレビの趣旨に賛同し、自らチャリティーと向き合い発信したいという24人の出演者で24時間をつなぐ“24人でつなぐ24時間テレビ”の出演者が一部解禁。第一弾として発表されたのは相葉雅紀、池崎慧(サンシャイン池崎)、岩田剛典、有働由美子、笑点メンバー、長嶋一茂、ヒロミ、松平健、やす子の9人(50音順)。以降の出演者については随時発表予定となる。

 制作発表会見には今年のチャリティーマラソン企画、「全国の児童養護施設に募金マラソン」に挑戦するやす子が登場した。

 この企画のために新たに開設される「全国の児童養護施設に募金マラソン」。寄付金の全額が目的別募金として全国600か所以上の児童養護施設のために役立てられるというもの。実は高校時代に児童養護施設にお世話になっていた時期があるというやす子は「一人でも多くの人が児童養護施設の子どもたちのことを気にかけてくれるよう一生懸命走ります!」と、今回のチャリティーマラソンにむけた想いを語った。

「全国の児童養護施設に募金マラソン」は、24時間テレビ公式ホームページや、24時間テレビでランナーが走っている間に画面に表示されるQRコードから募金に参加することができる。

 この募金の受け付け開始時期についてはHPなどで追って発表。さらに、ランナーの想いに賛同するチャリティー市民ランナーの募集を開始。参加者はチャリTシャツを着て、スタート会場からランナーと一緒に走り、チャリティーに参加できる。

 チャリティーマラソンの他にも、今年のチャリティー企画として、自らも絵を描くことが好きという岩田が挑戦するライブアート×オークションという新企画「アート作品を乗せた夢の999号ライブペイント&オークション」の開催が決定した。

 さらに能登半島地震の復興支援を目的としたチャリティー音楽イベント「Song for 能登!24時間テレビチャリティーライブ」を会場は横浜ぴあアリーナMMで8月31日、9月1日に両日開催することも決定。

 両国・国技館のメイン会場とも中継をつなぎ、豪華アーティストが音楽の力でチャリティーを届ける。アーティストは後日発表予定。

 そして、スペシャルドラマは、24時間テレビ初代総合司会・萩本欽一と、4年前に他界した妻・澄子(すみこ)さんの夫婦の物語を描く。コメディアンとして、これまであまり公に私生活を語ることがなかった欽ちゃんの知られざる一面。欽ちゃんにとって、妻・澄子さんはどんな存在だったのか。

 一方、澄子さんは生前、欽ちゃんをどう思っていたのか。日本テレビに眠っていた貴重なアーカイブ映像、そして今も意欲的に舞台に立つ欽ちゃんを追いかけ続けるドキュメンタリー映像も織り交ぜながら“新しいドラマ”を放送する。

相葉雅紀「より多くの皆さんに、保護犬たちの現状を知ってもらえたら嬉しい」

 以下、「24人でつなぐ24時間テレビ」出演者の本人コメント全文(50音順)

〇相葉雅紀

「この7年間、番組を通じて保護犬のトリミングに携わらせてもらって多頭飼育崩壊の現場などから保護された子たちの厳しい状況を知りました。トリミング後に新しい飼い主さんと幸せな生活を送っている姿を見ると、続けてきてよかったと心から思います。今回の24時間テレビをきっかけに、より多くの皆さんに、保護犬たちの現状を知ってもらえたら嬉しいです」

〇池崎慧(サンシャイン池崎)

「サンシャイン池崎です。24時間テレビを通じて、保護猫がもっと世の中に知ってもらえると嬉しいです。僕自身も保護猫のことを知ったのは、家族である風ちゃん雷ちゃんという愛猫と暮らすようになってからです。たくさんの新たな家族を待っている保護猫たちの存在、そして活動してくださっているボランティアさんの声が日本中に届くよう、願っています」

〇岩田剛典(EXILE、三代目 J SOUL BROTHERS)

「この度、初めての24時間テレビで『アート作品を載せた夢の999号ライブペイント&オークション』コーナーに参加させていただくことになりました!番組を通して自分自身も一つの作品を作り、素晴らしいアーティストの方々と共に夢の999号を作り上げていきたいと思います! 皆さまにも、この企画を通して夢や希望を感じていただけるよう、精一杯務めたいと思います!」

〇有働由美子

「今年も、私自身が思い入れを持ったテーマを、一人でも多くのみなさんにお伝えできればとロケに行ってきます。いろんな親子がいろんな形で、いろんな感情で、今同じ時代を必死に生きている、そんな姿をまっすぐにお届けします」

〇笑点メンバー

「毎週日曜夕方でお馴染みの『笑点』が能登に参ります! 笑点メンバー揃っての大喜利で、能登から全国の皆様に笑顔をお届けしたいと思います! 皆様に喜んでいただけるよう、笑点メンバー一丸となって頑張ります!」

〇長嶋一茂

「昨今、人と人との関係が希薄になっている感じがします。今後もインターネット社会が日々進化していく中で、24時間テレビを通してもう一度、自分と社会、人と人の本来あるべき関係を見つめ直していきたいと思います」

〇ヒロミ

「今まで24時間テレビでは、過去4回リフォームしてきました。昨年は102.3キロ完走できたのも沢山の人の声援のおかげでした。なので今年も大規模な子ども食堂のリフォームをさせて頂きます! おじさん今年も頑張ります!」

〇松平健

「松平健です。今回私は能登への想いを持って24時間テレビに参加いたします。能登半島地震から半年以上が経ちました。今、能登に向けてできることを視聴者の皆さんと一緒に改めて考えていきたいと思います。より多くの皆さんに能登の現状をお伝え出来ますよう努めて参ります」

〇やす子

「テレビでほとんど言った事はなかったのですが、実は高校生の頃、児童養護施設にお世話になっていた時期があります。当時は、経済的に進学も諦めなければならない状況でした。そんな時に児童養護施設にランドセルや文房具を置いて行ってくれる人がいました。その時は、めちゃくちゃ嬉しかったです! 何よりも『自分たちのことを気にかけてくれてる人がいる』ということに気持ちが救われました! だから、今回もっともっと多くの人に児童養護施設のことを知ってもらい一人でも多くの人が児童養護施設の子どもたちのことを気にかけてくれるよう、一生懸命走ります!」

次のページへ (2/2) 【写真】制作発表記者会見での集合写真
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