俳優の赤楚衛二が16日、都内で行われた映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』（7月26日公開）の完成披露舞台あいさつに出席。演じた坂本龍馬になりきってあいさつした。

　物語の舞台は、コロナ禍真っ只中の2020年。首相官邸でクラスターが発生し、総理が急死するという未曾有の危機に直面した日本政府が、歴史上の偉人たちをAIで復活させ、“最強内閣”を誕生させる様子を描く。

　この日はGACKT、高嶋政宏、江口のりこ、池田鉄洋、小手伸也、長井短、観月ありさ、竹中直人、野村萬斎が演じた役衣装での登場。坂本龍馬を演じた赤楚は和装に長髪姿、懐には拳銃を入れ、「きょうは楽しんで帰るぜよ」と役になりきってあいさつした。

　本作に出演して「楽しかったこと、大変だったこと」を聞かれると、赤楚は「つけ髭つけておるんじゃが、ひげがかゆいぜよ」と低い声と土佐弁でコメント。この日の舞台あいさつは赤楚ではなく“坂本龍馬”として受け答えするのかと思いきや、急に本人に戻って笑いを誘う。「大変だったことは土佐弁が難しかったぜよ」「すごく勉強になったぜよ。監督が向き合ってくれて周りのおかげで坂本龍馬になったぜよ」と撮影を振り返った。

　主演の浜辺美波は、共演者の豪華役衣装姿は撮影ぶりとあって「久しぶりに見て迫力がものすごい」とにっこり。「幕が上がる前、みなさんは行ったり来たりして、竹中さんがつんつんと遊んできたりして、懐かしさを感じました」と和気あいあいだった現場を懐かしんだ。

※高嶋政宏の「高」の正式表記ははしごだか