格闘技イベント「超RIZIN.3」（28日・さいたまスーパーアリーナ）に参戦する所英男がRIZINYouTubeチャンネルのドキュメンタリー「RIZIN CONFESSIONS」に出演。妻が乳がんを患っていることを明かした。

　現在46歳の所は26歳のヒロヤと対戦する。現在3連敗中で、この試合で負けたら引退を記者会見で公言した。

　最後になるかもしれない戦いへ、RIZIN恒例のドキュメンタリーに出演した所。「勝率5割で超RIZIN出られる40代いないっすよね」と笑いながら、20代の選手に混じって過酷な階段ダッシュで汗を流す。

　そんな所が衝撃を受ける出来事があった。妻の乳がんが3月に発覚したのだ。映像に出演した妻は現在ウィッグを装着しているという。「今抗癌剤を使って治療しています」と告白した。

　発覚した当時、所は盟友の金原正徳とタイにいたという。ビデオ通話したが、「顔見れなかった。ずっと目をそらして話してました」と振り返る。そして、「自分は奥さんいないと何もできないんで、ジムの社長でもありますし、家のことも全部そうですね」と続けた。

　2回目と3回目の抗癌剤の間には髪の毛が抜けるため妻が丸坊主にすることがあったというが、所自身も息子と一緒に丸坊主にしたという。これに妻は「びっくりしました」と言いながら笑顔。所は「勝って喜んでもらいたいんで、頑張らないと。負けたくないっす」と誓った。“闘うフリーター”は様々なものを背負ってリングに上がることになる。