1.9kg体重超過の神田コウヤ、自ら展開作り続けるも僅差の判定負け 涙で退場し謝罪

格闘技イベント「DEEP 120 IMPACT」(東京・後楽園ホール)が14日、行われている。第6試合で行われたフェザー級、5分×3R戦では神田コウヤ(28=THE BLACK BELT JAPAN)は木下カラテ(27=和術慧舟會HEARTS所属)と対戦。2対1の僅差で判定負けを喫した。

試合に臨む神田コウヤ【写真:ENCOUNT編集部】
試合に臨む神田コウヤ【写真:ENCOUNT編集部】

タックルだけでなく打撃の展開も作った

 格闘技イベント「DEEP 120 IMPACT」(東京・後楽園ホール)が14日、行われている。第6試合で行われたフェザー級、5分×3R戦では神田コウヤ(28=THE BLACK BELT JAPAN)は木下カラテ(27=和術慧舟會HEARTS所属)と対戦。2対1の僅差で判定負けを喫した。

 神田は今回がキャリア初の体重超過。これまでも1か月で10キロを落とす減量をしていたが、1度もミスはなかった。今回も試合約1か月前から本格的な減量を始めていた。しかし、前日13日に行われた公開計量ではリミット66.25キロのところを68.05キロと1.8キロと大幅にオーバーした。同日の再計量では1.9キロ超過。この試合は神田にイエローカードが2枚出た状態でスタートし、木下が勝利した場合のみ公式記録となる。

 明らかにこれまでと違う。自ら打撃の展開も作り、相手の蹴りに合わせてカウンターのタックル。グラウンドでもアグレッシブに動き、コントロール。どのポジションでも膠着することなくグラウンドパンチを入れ、常にサブミッションを狙っていた。

 2R以降、両者はスタミナが切れ始めフラフラに。それでも最後まで動き続け、終了のゴングが鳴ると2人とも膝をつく。会場からは拍手が送られていた。

 結果はジャッジ2人が木下を支持。神田は判定負けを喫した。

 ケージを出た神田の目には涙が。手を合わせ、体重超過したことに対する謝罪かのように頭を下げていた。

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