【マリーゴールド】翔月なつみ、思い出の場所で初代スーパーフライ級王者に「ここからベルトを総なめに」

5月に旗揚げされたばかりの新興女子プロレス団体・マリーゴールドが早くも両国国技館に進出。7.13『MARIGOLD Summer Destiny 2024』では第0試合を含む全9試合がラインナップされた。第3試合ではともにアクトレスガールズから移籍した翔月なつみと松井珠紗が「初代スーパーフライ級選手権王座決定戦」(体重55キロ以下の軽量級が対象)に臨んだ。

 初代スーパーフライ級王者に輝いた翔月なつみ【写真:橋場了吾】
初代スーパーフライ級王者に輝いた翔月なつみ【写真:橋場了吾】

見事な場外弾で松井珠紗が“スーパーフライ”を見せつける

 5月に旗揚げされたばかりの新興女子プロレス団体・マリーゴールドが早くも両国国技館に進出。7.13『MARIGOLD Summer Destiny 2024』では第0試合を含む全9試合がラインナップされた。第3試合ではともにアクトレスガールズから移籍した翔月なつみと松井珠紗が「初代スーパーフライ級選手権王座決定戦」(体重55キロ以下の軽量級が対象)に臨んだ。

 アクトレスガールズ時代からの因縁がつづく二人だけあって、前哨戦でもバチバチの火花を散らしてきた。両国国技館は、翔月なつみにとってかつて宝城カイリ(現カイリ・セイン)とベルトを巻いた思い出の場所。その場所で、松井珠紗は新時代を築けるのか。

 松井、翔月の順で入場。両者に大きな声援が飛ぶ中、がっちり握手を交わした二人は、ゴング直後からスピーディな展開を見せる。技の読み合いが続き、両者ともなかなかペースを握ることができない中、先に優位に立ったのは翔月。松井の腕を徹底的に絞っていき、試合開始から5分もたたずに卍固めも見せる。

 一方の松井はエプロンの攻防を制し、場外の翔月へ向けてプランチャを敢行。これで一気にペースを握りたかった松井だが、翔月がインサイドワークで上回り、場外でロングランダブルニーアタックを発射!リング内に戻っても串刺しダブルニーアタックで勝機を見出すも、松井もランニングニーアタックで反撃。そして丸め込みをダシに使ったマフラーホールドで翔月の足を絞り上げる。

見事な場外ダイブを決めた松井珠紗【写真提供:マリーゴールド】
見事な場外ダイブを決めた松井珠紗【写真提供:マリーゴールド】

翔月なつみ、思い出の場所で11年ぶりのベルト戴冠!

 なんとかしのいだ翔月は、松井をエルボー合戦に誘う。優位に立った翔月は、キックの連打からダブルニーアタック! そしてダイビング・ダブルニードロップを敢行するも、松井はカウント2でキックアウト。松井はカサドーラからフットスタンプの嵐で反撃、顔面へのジャンピングニーアタックを決めるも、翔月も意地のキックアウト。ここからお互い譲らぬ攻防が続き、最後は翔月が意地の丸め込みで初代スーパーフライ級王者に輝いた(14分51秒)。

 バックステージに現れた翔月は「11年ぶりのベルト、獲れました。ここからは赤も白も、そしてタッグも、ベルトを総なめにしていきたいです」と新王者の抱負を語った。

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