お笑いコンビ・ダウンタウンの浜田雅功が12日深夜、レギュラーを務めるMBSラジオ『ごぶごぶラジオ』（金曜深夜0時30分）に出演。MBSテレビで6月29日に放送された『ごぶごぶフェス2時間SP』が、見逃し無料配信動画サービス「TVer」の再生回数でMBS史上歴代1位を達成したことが報告された。

　リスナーからは、浜田の61歳の誕生日でもあった同フェス1日目（5月11日）のアンコールで、活動休止中の相方・松本人志が作詞した浜田と槇原敬之によるシングル曲『チキンライス』（2004年）を披露したことに感動したというメッセ―ジが多数寄せられたとした。

　この日の番組前半では反響として、ライセンス・井本貴史が『チキンライス』に感涙した場面が映ったことを周囲からいじられたとした。後輩芸人らは「オヤジ（浜田）の松本さんへの愛情とかいろんなものが重なって」「お客さんにあの（泣き）顔されたら」などと涙の理由を告白。浜田本人は「（君らは）見てる側やから余計ちゃう？　オレ（歌を）やらなあかんから」と冷静だったとした上で、「客観的に見たときに、『（観客に）あの顔されたら』っていうのもよく分かんねんけど。あそこでオレが感極まって、ちょっと歌われへんようなったらさぶ（寒く）ない」ともコメント。井本から「（泣いたら）オレは死ぬ手前までいじりますけど」とつっこむと、浜田は大笑いした。

　また、2時間SPを見たリスナーからの「特に浜田さんの『チキンライス』熱唱のバックで、松本さんの画像が映ったところで思わずウルッときました」と感動したとした上で、「なぜか浜田さんだけが全く泣いておられず、涙をこらえている様子ですらありませんでした。さすが百戦錬磨、ちょっとやそっとでは泣かれないのですね」と指摘する声が紹介された。井本が、浜田の思いを受けて「『オレが泣いても』というところですかね」と心情を代弁したが、浜田は「それもあるしね。でも、分かってないな。だいぶこらえてたんやけどな。分かれへんねやろな。やっぱりな」と発言を一変させた。

　急変に驚く後輩らが「『チキンライス』のときですか？」と確認すると、「はい、はい、はい」と回答。「グッときてたんですか？」の問いにも「グッときてたね」とあっさり返した。浜田はニヤニヤしていたようで、「笑ってますやん」と疑われた。本音かジョークか不明のまま、浜田は「ハッハッハッ」と高笑いすると、「グッときてたに決まってるやんけ、こら」と巻き舌の強い口調で言い放った。