大沢たかお、山崎賢人&吉沢亮の成長に目を細める「人間として俳優として魅力的に」

俳優の大沢たかおが12日、都内で行われた映画『キングダム 大将軍の帰還』の初日舞台あいさつに出席。大将軍・王騎(おうき)を演じてきた大沢は「たぶん、『キングダム』としての活動はきょうが最後になる。後悔のないすばらしい時間だった」とこれまでの日々を総括した。

舞台あいさつに登壇した(左から)吉沢亮、山崎賢人、大沢たかお【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに登壇した(左から)吉沢亮、山崎賢人、大沢たかお【写真:ENCOUNT編集部】

初日舞台あいさつで「『キングダム』としての活動はきょうが最後」

 俳優の大沢たかおが12日、都内で行われた映画『キングダム 大将軍の帰還』の初日舞台あいさつに出席。大将軍・王騎(おうき)を演じてきた大沢は「たぶん、『キングダム』としての活動はきょうが最後になる。後悔のない素晴らしい時間だった」とこれまでの日々を総括した。

 準備期間を入れると約8年間、この作品に費やしてきたという大沢は「俳優としてもすごく幸せだった。自分と共演者と仲間たちとできただけでなく、ファンとも同じ時を過ごして、意見をもらってここまでこられた。こんな作品、たぶん後にも先にもない。この作品に触れられたこと、心から感謝している」としみじみ。

 また、天下の大将軍になる夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・エイ政を演じた、山崎賢人、吉沢亮について「2人はここにいると優しい青年ですが、現場では怖いくらい目がギラギラしていた。自分が若いとき、そんなこと絶対できないだろうなって」とし、「7年間一緒に過ごして、会う度にかっこよくなって、人間としても俳優としても魅力的になっていって。そこにいつのまにか、彼らのほうが輝いているのではと不安になった。でも同時にうれしかった。『キングダム』はこの2人を軸にした話。この2人と仕事ができてよかったと思う。彼らじゃなかったら自分の王騎はできなかった」と2人の成長に目を細めた。

 また、吉沢は「エイ政として内なる炎が見える瞬間は常に王騎がいた」といい、「大沢さんの完璧に仕上がった王騎を前にすると簡単に言葉がでてこない。さらっと言えるムードではない。その圧力、オーラをもらいながら、それを越えて言葉を発しないといけない覚悟は常に持っていた。そのおかげで僕以外の役者さんも気合いが入ったのでは。大沢さんの存在が『キングダム』のグレードを1段も2段も上げてくれた気がします」と感謝を伝えた。

 映画『キングダム』は、原泰久氏による同名漫画が原作。紀元前の中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になる夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・エイ政の壮大なストーリーを描く。4作目となる本作では、隣国・趙との総力戦を繰り広げる「馬陽の戦い」を描く。

※山崎賢人の「崎」の正式表記はたつさき

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