元NHKでフリーアナウンサーの有働由美子（55）が、初めてテレビの冠番組を持つことになった。10月開始のテレビ朝日系『有働タイムズ』（日曜午後9時）で、同局では「番組内容は現在協議中ですが、エンターテインメントを包含した創造的なニュース・情報ワイドを目指します」と説明。有働は「テレビの世界における私自身の歩みの集大成」と位置付けている。

　NHK時代に『あさイチ』、退職後に日本テレビ系『news zero』のMCを務めるなどしてきた有働が、遂にテレビで初の冠番組を持つことになった。2018年10月から担当した『news zero』は今年3月で卒業。現在は同局系『with MUSIC』（土曜午後7時56分）、ニッポン放送『うどうのらじお』（金曜午後3時）を担当しているが、テレビ朝日系の番組では初レギュラーとなる。

　ニュース・情報ワイド番組となる『有働タイムズ』について、同局は「エンターテインメントは娯楽と訳されますが、本来“もてなす”“歓待する”という意味です。この番組はまず第一に視聴者をもてなす、歓待するという精神を貫いて制作に当たります。その他の出演者を含め番組内容の詳細が決まりましたら、追ってお知らせします」としているが、有働は既に同番組に懸ける覚悟を発表した。

「究極のエンターテインメントを目指し新しい創造的なニュース・情報番組～と言うコンセプトでお誘いいただき大変共感してお受けしました。テレビの世界における私自身の歩みの集大成として『日曜夜にこんな番組ほしかった』と思っていただけるよう全力投球で臨みます。どうぞよろしくお願いします」

　現行の『サンデーステーション』は、日曜午後9時からの1時間枠に移行した20年10月以降約4年の間、個人平均視聴率5.5％、世帯平均視聴率9.8％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）を記録。視聴率で健闘してきたが、9月をもって終了となる。なお、『有働タイムズ』は『サンデーステーション』から時間枠を15分拡大。レギュラー枠は午後9時～10時15分での放送となる。