かしまし娘の次女正司照枝さん、91歳で急性心臓死 三女花江さん「まだ隣にいるような気が」
3姉妹漫才トリオ・かしまし娘の次女正司照枝(しょうじ・てるえ)さんが急性心臓死で8日に大阪府内の自宅で亡くなっていたことが10日、分かった。所属事務所のシュープロモーションが公式サイトを通じて発表した。照枝さんは91歳だった。
1月19日には長女歌江さんが死去
3姉妹漫才トリオ・かしまし娘の次女正司照枝(しょうじ・てるえ)さんが急性心臓死で8日に大阪府内の自宅で亡くなっていたことが10日、分かった。所属事務所のシュープロモーションが公式サイトを通じて発表した。照枝さんは91歳だった。
シュープロモーションの代表取締役で照枝さんの息子・正司宏行による発表文によると、照枝さんは今月8日午後6時頃、自宅にて逝去。「葬儀告別式は故人の遺志により家族葬とさせていただく予定です」としている。
照枝さんは1933年3月15日、北海道生まれ。3歳の頃から姉の歌江さんと漫才コンビを組み、戦後は妹の花江とコンビを組んで活動していた。そして、56年に歌江が加わり、かしまし娘を結成した。流行歌や浪曲を取り入れた音曲漫才が特徴で、照枝さんはリズムギターを担当していた。ギターや三味線を弾きながらの「♪うちら陽気なかしまし娘」がテーマソング。老若男女から親しまれる不動の人気トリオになった。
81年にはトリオ活動を休止したが、2018年に上方演芸の殿堂入り。照枝さんは高齢になっても17年にTBS系『陸王』、18年には日本テレビ系『高嶺の花』などの連続ドラマ出演に出演していた。
今年1月19日には長女の歌江さんが94歳で死去。三女の正司花江(88)は事務所の公式サイトで「亡くなった当日もいつもと変わらぬ様子で 誰の手も煩わせることなく静かに逝きました。子供の頃からずっと一緒に過ごした姉の死をまだ受け止めることができません。今もまだ隣にいるような気がします」とつづっている。