オリエンタルランド、日本でディズニークルーズ展開へ 2028年度に就航予定「培ってきたノウハウを活かせる」

東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランドは9日、取締役会において日本を拠点とするディズニークルーズを展開することを決議し、ディズニー・エンタプライゼズ・インク(以下、「ディズニー社」)と、日本を拠点とするクルーズ事業に関するライセンス契約を締結したことを発表した。

ディズニークルーズ(イメージ)【写真:(C)Disney】
ディズニークルーズ(イメージ)【写真:(C)Disney】

ディズニー社とライセンス契約を締結

 東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランドは9日、取締役会において日本を拠点とするディズニークルーズを展開することを決議し、ディズニー・エンタプライゼズ・インク(以下、「ディズニー社」)と、日本を拠点とするクルーズ事業に関するライセンス契約を締結したことを発表した。

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 オリエンタルランドグループは、「日本におけるクルーズ市場に成長が見込めることに加え、これまでのテーマパーク事業やホテル事業で培ってきた当社の運営ノウハウやディズニー社との強固な信頼関係という強みが活かせることから、日本を拠点とするディズニークルーズの展開を決断し、ディズニー社とのライセンス契約の締結に至った」と説明。

 ディズニークルーズは、米国で1998年に就航以降、現在5隻が運航しており、さらに3隻増え、シンガポールでの就航も予定されている。ディズニークルーズでは、船の上という非日常の空間で、ディズニーが展開する様々なコンテンツの世界を体感でき、乗船したゲストは、ディズニークルーズならではの、バラエティーに富んだ食事やホスピタリティにあふれたサービスやエンターテイメントなど、夢のような船の旅を満喫できる。

 料金は、一部の体験や飲食代を除き、客室、キャラクターとの没入感あふれる体験、ラグジュアリーなダイニングからカジュアルダイニングまでの幅広いラインナップの食事やプール、レクリエーションなどを含んだオールインクルーシブとなっているのも特徴の一つ。今回締結したライセンス契約に基づき、2025年度から造船を開始し、28年度の就航を目指すという。

 今回の事業による総投資額は約3300億円を見込んでおり、航路は首都圏の港を発着する短期航路が中心に総客室数は約1250室、乗客定員は約4000人のクルーズ船を提供する予定だと伝えた。

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