格闘技イベント「AZABU presents K-1 WORLD MAX 2024」（7日、東京・国立代々木競技場第二体育館／ABEMA PPV ONLINE LIVEで全試合生中継）第18試合、スーパーファイト・-63.5キロ契約、3分×3R・延長1R

　第18試合は、与座優貴（team VASILEUS）がゴンナパー・ウィラサクレック（タイ）に1R・KOで圧勝した。

　現K-1 WORLD GPライト級王者の与座はK-1参戦後、8連勝の負けなし。ゴンナパーは第4代K-1 WORLD GPライト級王者で現在5連勝中。日本キックボクシング界ライト級における頂上決戦と言っても過言ではない。

　1R、お互いに顔面に前蹴りを浴びせる。与座はガードを固めて、ゴンナパーにパンチを打たせながら前に出ていく。パンチを受けながらローキックを返しているが、印象は悪いか。しかし、ラウンド中盤にインローへの中足を立てた蹴り・いわゆる「与座キック」で一気に盛り返す。

　ゴンナパーの意識が脚に向いたところに顔面への飛び膝蹴りを繰り出し、これがヒットして1度目のダウンを奪う。再開後はすぐに与座キックで2度目のダウン。3度目のダウンも与座キックで奪い、1Rで圧巻のKO勝利。ゴンナパー相手に何もさせなかった。

　試合後に与座はリングで、「ゴンナパー選手にいい勝ち方をできたと思います。もっと強い選手、バンバン当ててください」と語った。与座が言うように、もう日本に相手はいないかもしれない。それほどの圧勝だった。