【K-1】金子晃大、世界王者を失神KO→担架送りに 玖村将史など-55kgTの4強出揃う
第14試合では、金子晃大(K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM)が、カン・メンホン(カンボジア)に3Rまでもつれた激闘の末、KO勝利を果たした。
勝利の金子はファンへ投票促す「まだ行っていない人は行きましょう」
格闘技イベント「AZABU presents K-1 WORLD MAX 2024」(7日、東京・国立代々木競技場第二体育館/ABEMA PPV ONLINE LIVEで全試合生中継)第14試合、K-1 WORLD MAX 2024 -55キロ世界最強決定トーナメント/一回戦、3分×3R延長1R
第14試合では、金子晃大(K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM)が、カン・メンホン(カンボジア)に3Rまでもつれた激闘の末、KO勝利を果たした。
現K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者の金子は2022年の「THE MATCH 2022」の敗北以来、無傷の6連勝中。昨年9月には、タイトルマッチで玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)を延長で下している。
カン・メンホンはカンボジアの格闘技クンクメール-54キロの世界チャンピオンで、22歳ながら111戦82勝と経験豊富。豪快なロングフックからハイキックにつなげるコンビネーションが脅威だ。
1R、メンホンが放つ強烈なミドルキックで会場に音が響き渡る。メンホンは、後ろ回し蹴り、カーフキックなど、スイッチも交ぜながら多彩な蹴り技を見せていく。金子は慎重にミドルキックとローキックを返していく。金子はラウンド序盤からコツコツ当てていた左足へのカーフキックでメンホンから1度目のダウンを奪った。
2R、メンホンは左ミドルキック3連打でプレッシャーをかける。しかし、メンホンは蹴りが出るもパンチがなかなか出ない。金子のカーフキックで脚が気にするメンホン。金子が右のオーバーハンドでメンホンの顎を打ち抜き2度目のダウンを奪う。再開後は、的確にカーフキックを当て、さらにダメージを与えながら意識を下に集めた。
3R、2度のダウンを奪っているも、金子は前に出てKOを狙う。メンホンも下がらずに押し切ろうとするが、右ストレートからのアッパー気味の左フックがメンホンを襲い、失神。金子の3R・KO勝利となった。
失神KO負けのメンホンは、担架で運ばれてリングを下りた。金子は、「今日は選挙(東京都知事選)の日なので、まだ行っていない人は行きましょう」と余裕の表情だ。9月に行われるトーナメント準決勝では、ISKA世界ライト級王者のアンジェロス・マルティノス(ギリシャ)を延長の末に判定で下した璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス)と戦う。
反対ブロックの準決勝では、玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)と大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)の対戦が決まっている。これでトーナメントの4強はすべて日本人選手となった。