8月5日の午後7時から放送されるバラエティー番組『ドリフに大挑戦SP』の公開収録が、都内のフジテレビ・湾岸スタジオで行われ、収録に参加した加藤茶、高木ブー、東京03・飯塚悟志、ずん・飯尾和樹、チョコレートプラネットが収録の感想を語った。

　学校コントの公開収録を終えて加藤は、「ドリフがやるのとは、まったく違いますね。逆に面白かった。ドリフがやっていた頃は、決めてガチガチでやっていた。皆さん自由にやってくれたので、それが面白かった」と笑顔。収録で机を何度も倒して大暴れだったが、「お客さんが倒せ倒せとコールするのは初めてでした。応援していただいているみたいでよかったです」とご満悦の表情を見せた。

　ドリフコント初参加となった長田庄平は、「小さい時に見ていた世代、伝説の番組に芸人として出られるなんて思ってもみなかった。めちゃくちゃうれしかったです」と感動。松尾駿も興奮した様子で「オープニングを歌わせてもらえたのも、たまんなかったです」と続いた。

　長田は、舞台袖で加藤と高木がジェスチャーで打ち合わせをしている姿を目撃したと舞台裏のエピソードを披露。「何十年もやっていたら、それだけで意思疎通できるのだと思っていたら、加藤さんが『へ？　どういうこと？』って分かっていなかった。裏からドリフでした」と笑い、松尾も「自分がコントしているのを忘れて泣きながら笑っちゃいました。60年やられている2人のやりとりだから笑えるんだという場面があって最高でした」と撮影を振り返った。

　ドリフ直撃世代で番組常連の飯尾は、「初めて学校コントに参加できて、楽しくて興奮しちゃって、すごくうれしかったです」と笑顔。憧れの舞台で共演を果たし、「思った以上に加藤さんが自由でした。手首返すのが強いから机がすごく転がって最高でした。あと高木さんのド正面の顔は耐えられなかったです。技を超越しているというか生きざま、敵わないなとチョコプラと話していました」と舌を巻いた。

　同じく常連メンバーの飯塚は、「学校コントはずっとやりたくて、幼稚園の頃から好きでずっと見ていた。それがやれる喜びもそうなんですが、これはとにかく疲れます。いかりやさんの偉大さを感じました」と、いかりや長介さんをリスペクト。「段取りというか、振り方とかも細かく違うんです。これを当時ずっとやっていらっしゃったのは、本当にすごいと思いました」と感心した。

　大先輩である高木に突っ込むシーンを振り返り、「本番前、ブーさんの頭はさすがに殴れないと思っていたのですが、何回か殴っちゃいました。けっこう強めにいっちゃっているんですけど、大丈夫でしたか？」と心配したが、高木はあたたかい笑顔。加藤が「それくらいイライラするだろ」と声かけると、飯塚は「はい」と即答し「貴重な体験をさせていただきありがたかったです」と話した。

　質疑応答で、今後挑戦したいコントを聞かれた加藤は、「挑戦してくれるなら何でもいい」と回答。「若い人たちが昔を見ていて、それを思い出して、あれをやりたい、これをやりたいというのは、ありがたい話。いつでもお願いします」と共演した芸人たちに感謝していた。