SixTONES松村北斗、パパ役は「触れ合うことを大事に」 松本若菜も「デレデレパパ感も出てる」と絶賛

俳優の松本若菜が主演を務め、SixTONESの松村北斗が共演するTBS系火曜ドラマ『西園寺さんは家事をしない』(毎週火曜午後10時)が7月9日からスタートする。第1話の放送を前に取材に応じた2人が、現場で意識していることや役柄への印象、ドラマの見どころを語った。

シングルファーザー・楠見俊直を演じる松村北斗【写真:(C)TBS】
シングルファーザー・楠見俊直を演じる松村北斗【写真:(C)TBS】

7月9日放送スタート

 俳優の松本若菜が主演を務め、SixTONESの松村北斗が共演するTBS系火曜ドラマ『西園寺さんは家事をしない』(毎週火曜午後10時)が7月9日からスタートする。第1話の放送を前に取材に応じた2人が、現場で意識していることや役柄への印象、ドラマの見どころを語った。

 本作は、『ホタルノヒカリ』などを手掛けたひうらさとる氏による同名コミック(講談社『BE・LOVE』連載)のドラマ化。徹底して家事をしない主人公・西園寺さんと年下の訳ありシングルファーザー、その娘との風変わりな同居生活を通して「幸せって何? 家族って何?」を考えるハートフルラブコメディー。松本が家事をしない主人公・西園寺一妃(さいおんじ・いつき)を、松村が訳ありシングルファーザー・楠見俊直(くすみ・としなお)を演じる。

――最初に台本を読んだ感想を教えてください。

松本「等身大だなと思いつつも、西園寺さんは自立している女性だからこそ個性的というか。仕事をバリバリやりながら私生活も充実していて、家事ゼロライフを作り上げたり、自分の理想を形にできる人として輝いているなと思いました。遠くはない存在だなと。

 女性として輝きながらもシングルファザーの楠見くんと出会って、今まで悩みもしなかったことを一緒に悩むようになって『人生っていろんなことがあるよな』と実感しました」

松村「『超ドラマ的キャラクターがきた!』って思いました。“天才エンジニア”ってドラマでしか聞かないですよね(笑)。これドラマになったらめちゃくちゃおもしろいし、来週が気になる終わり方をしているなって。それが故のプレッシャーもありますけど、ワクワクできる本をいただけて早く最終話まで見たいです。僕がそう思えたということは、ドラマを見てくださる方も同じ気持ちになってもらえるのではと思っています」

――松本さんは、女優歴18年目でゴールデンタイムのドラマ初主演となりますが、座長としてやりたいことはありますか。

松本「座長としては、あまり気張りすぎるとズコッてなってしまうタイプなので……。西園寺さんのセリフにもあるように『迷ったときはワクワクする方を』って言える座長でありたいです」

――西園寺さんを演じるにおいて、意識していることはありますか。

松本「原作がある作品なので原作ファンの方も見てくださると思うし、リスペクトしながらドラマ版もみんなで一丸となって作り上げていきたいです。ドラマを見ていただく方の肩の荷が少しでも下りる瞬間というか『こうすれば楽に生きられるな』というヒントも得られるドラマだと思っています」

――松村さんはシングルファザー役です。役作りや娘・楠見ルカ役の倉田瑛茉ちゃんとはどのようにコミュニケーションをとっていますか。

松村「以前、父親役をやったときの知識や体験を合わせつつ、現場で瑛茉ちゃんと触れ合うことを大事にしています。それが成功の道かは分からないですけど、毎日触れ合うことで何か得られるのかなと思っています。

(パパと呼ばれることは)小っ恥ずかしいっちゃ小っ恥ずかしいです。でも、瑛茉ちゃんから助けられました。最初から“パパ”って呼んでくれたので『パパも負けていられないな』って。まだ撮影始まってから間もないですけど板についてきた感じはします」

松本「親子関係が完全にできあがっているもんね。瑛茉ちゃんが疲れているだろうなと思ったら、私が声を掛ける前に松村さんが抱っこしてあげていたりして。2人が話しているとあんまり近づけないです(笑)。デレデレパパ感も出てます!」

松村「ですね。まだ、子育てのしんどさの真髄にはたどりついていないのかも(笑)」

――松本さんは、西園寺さんの「家事をしたくない」という気持ちは理解できますか。

松本「まったく理解できないわけではないです。『できれば早く、簡単に短く終わらせたい』と思うことはありますし、セリフにもあるように『それはやらなくても死なない』みたいな。西園寺さんみたいにはっきりしている人は好きです」

――では、ドラマタイトルにちなんで、“◯◯しない”と決めていることはありますか。

松村「仲間を裏切らないとか、そういうことですか? あ、違いましたね。たまにサービスギャグが出ちゃうので(笑)。些細なことだとあるけど、人前で話すことかと言われると……。あ、でも、僕は家電のリモコンはほとんど携帯でやっています。リモコンを探さなくていいので楽ですよ」

松本「なんだろうな。支払いは携帯でやってる、とか?」

松村「めっちゃ楽ですよね。財布持って行くの忘れちゃいます」

――今作は“ハートフルラブコメディー”となっています。お2人が最近心温かくなったエピソードがあれば教えてください。

松村「お風呂で入浴剤を使うんですけど、バスボムの中におもちゃが入っているものもあるんです。『なにが出てくるかな』って見たら、おさるのジョージと牛の2個が入っていて。2個出てくるって知らなかったから『2個出てきた!』ってうれしかったです(笑)」

松本「私は少し前に久しぶりに実家に帰ったら、めいっ子が美容師になっていました。シャンプーをしてもらったら『オムツ変えていた子が、大人になって髪の毛洗ってくれて……。大きくなったね』って心が温かくなって泣いてしまいした(笑)」

松本若菜はゴールデンタイムのドラマ初主演となる【写真:(C)TBS】
松本若菜はゴールデンタイムのドラマ初主演となる【写真:(C)TBS】

事前にSixTONESのYouTubeをチェック

――お互いの第一印象や撮影をしていくなかで印象が変わったことがあれば教えてください。

松村「最初のポスター撮りのときは、“サラッと姉貴”みたいな印象でした。仕事の場でパイプになるような存在で、頼りになるなと。撮影が始まってからも頼りにしっぱなしです! 第一印象から変化はないですね」

松本「噂で人見知りと聞いていたんです。でも、そんな風には見えなくて。これからさらにほぐれていくのかな? 私も、松村北斗という人間を知るためにSixTONESのYouTubeを見させていただいて、みなさんが言う通り天然だということは分かりました。実際にお会いしてみて独特な雰囲気というか、“松村北斗タイム”があるんですよね(笑)。私はせかせかしてしまうタイプなので、いいように中和してもらっています」

――今のうちに、お互い聞いておきたいことはありますか。

松本「え……。私、苦手なタイプじゃないですか?」

松村「いや、座長がこういうタイプの方で良かったって思っています。“おきれいなキャラクター=ツンっ”っていうイメージもあったので、安心しました。ただ、この人柄が最終回まで持つのかな? って(笑)」

松本「急に怒りっぽくなったりして(笑)」

松村「逆に、夜は何時まで元気ですか?」

松本「これがね、私は分かりやすいの。お腹がすいた、眠たいってなると無言で一点見つめることから始まる。でも、眠たくなければ全然! (眠たくなるのは)お昼ご飯終わったくらいからかな(笑)」

松村「お昼!? まだ身長伸びそう」

松本「伸びてるの!(笑)」

松村「ちょっと、この話は別で雑誌1号分いけそうですね(笑)。またゆっくりどこかで」

――それでは最後に、ドラマを楽しみにしているみなさんへメッセージをお願いします。

松本「『家事とは、子育てとは、仕事とはなんだろう』って生きづらく思っている人もいるかもしれないけれど、この作品は生きるヒントもちりばめられている作品です。原作はもちろん、ドラマ版ではさらに西園寺さんをパワーアップさせて演じきりたいと思っているので、楽しみにしていただけたらうれしいです」

松村「いろんなキャラクターが濃く描かれているので、エンタメとしても楽しめる作品になっています。それぞれの悩みに共感しながら、新鮮かつ見ていて安心できるドラマになってると思います」

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