西島秀俊、ハリウッドデビュー作は「幸運だった」 全世界配信に「とても興奮」

俳優の西島秀俊が25日、都内で行われたApple TV+『サニー』(7月10日全世界同時配信)の特別試写会に出席した。ハリウッドデビュー作となる同作の公開にまつわる心境などを語った。

特別試写会に登壇した西島秀俊【写真:ENCOUNT編集部】
特別試写会に登壇した西島秀俊【写真:ENCOUNT編集部】

Apple TV+『サニー』の特別試写会に出席

 俳優の西島秀俊が25日、都内で行われたApple TV+『サニー』(7月10日全世界同時配信)の特別試写会に出席した。ハリウッドデビュー作となる同作の公開にまつわる心境などを語った。

 同作は、映画製作・配給会社「A24」が手がけたミステリーホラードラマ。主人公スージー(ラシダ・ジョーンズ)は京都に住むアメリカ人女性。彼女の夫で、電子機器メーカーの冷蔵庫部門で働いていたサカモト・マサヒコ(西島)と息子ゼンが、ともに謎の飛行機事故によって行方不明に。悲しみに暮れるスージーのもとに、ある日マサヒコの同僚だという田中(國村隼)が、ある贈り物をもって現れる。それは、マサヒコが作ったという新型家庭用ロボット「サニー」だった……、というストーリーが展開される。

 西島は「『サニー』がついに公開されるということで、とても興奮しています」とニッコリ。「今回幸運なことに、ショーランナーのケイティ(・ロビンス)、ディレクターのルーシー(・チェルニアク)さんと最初はズームのミーティングで会って、最初にもう、本読みを始めてそれがとても楽しくて。2人で吹き出しながらセリフを読んでいた。それがスタートだった」と述懐し、「演技をする前に気持ちが通じ合った。素晴らしい関係を築けていたのは、幸運なデビューだったと思います」と述べた。

 日米の撮影の違いを尋ねられて「ギリギリまでより良いものにしようとする努力を惜しまない。脚本がどんどんバージョンが変わって、新しいことがどんどん増えていく。僕も、マサという役が『こういう役なんだな。いい夫で、いい父で、なんかすてきな役なんだろうな』と思って始めていたら、台本が来るごとにどんどん『あれっ? マサってどんな人なんだろう?』と。色んなマサの面が現れてきて。それはきっと、ケイティが僕の中に何か邪悪な部分とか、悪い部分を見たのかもしれない(笑)」と冗談まじりに語った。

 次いで「そうやってキャラクターもそうですし、ストーリーもそうですし、関係性もそうですし、常により良いものにしていこうという力がものすごいある。そこが違いというか、強く感じました」と話した。

 試写会には、主演のラシダ、ジュディ・オング、國村、ジョアンナ・ソトムラ、annie the clumsyも出席。フォトセッションにはショーランナーのケイティ氏、製作総指揮(1~4話、6話監督)のルーシー氏も参加した。

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