山寺宏一、約30年ぶりにカムバック 『ビバリーヒルズ・コップ』最新作で再びエディ・マーフィの吹き替えに

声優の山寺宏一が、7月3日にNetflixで世界独占配信がスタートする映画『ビバリーヒルズ・コップ:アクセル・フォーリー』でエディ・マーフィ演じる主人公アクセル・フォーリーの日本版声優を務めることが25日に発表された。併せて、そのほかの日本版声優と予告が解禁となった。

Netflix映画『ビバリーヒルズ・コップ: アクセル・フォーリー』7月3日より世界独占配信
Netflix映画『ビバリーヒルズ・コップ: アクセル・フォーリー』7月3日より世界独占配信

井上和彦、池田勝、堀内賢雄らも続投

 声優の山寺宏一が、7月3日にNetflixで世界独占配信がスタートする映画『ビバリーヒルズ・コップ:アクセル・フォーリー』でエディ・マーフィ演じる主人公アクセル・フォーリーの日本版声優を務めることが25日に発表された。併せて、そのほかの日本版声優と予告が解禁となった。

 エディ・マーフィ演じる、腕は確かだが型破りなデトロイト市警察の“スーパー刑事”アクセル・フォーリーが、ビバリーヒルズで難事件に挑む人気アクションシリーズの約30年ぶりの新作。

“元祖不適切男”のアクセルが久々に刑事に復帰し、新たな相棒ボビー(演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット)と組んでとある事件を担当することに。ビリー(演:ジャッジ・ラインホルド)やジョン(演:ジョン・アシュトン)らおなじみの仲間の力も借りながら悪の陰謀へと挑む。

このたび、アクセル役の日本版声優に山寺のカムバックが決定。さらに、かつてのアクセルの相棒ウィリアム・“ビリー”・ローズウッド役に井上和彦、1・2作で活躍したジョン・タガート役に池田勝、1・3作に登場した“サージ”ことセルジュ役に堀内賢雄と懐かしの顔ぶれも大集結する。

 そして初登場となるアクセルの娘・ジェーン役に田村睦心、ボビー役に内田夕夜、ケヴィン・ベーコン演じるケイド役に安原義人が決定。併せて、山寺演じる“あのアクセル”が帰ってきたことを告げる吹替版予告も解禁された。

 約30年ぶりとなる本作でも、伝説のスーパーコップは一切変わらないハチャメチャぶりを見せつける。カムバックしたアクセルだったが、時代は流れ、捜査はいつも通りとはいかず、新相棒ボビーからは「街は変わったぞ」と忠告される。思春期の娘ジェーンとの関係もギクシャクしており、父親としての悩みも尽きない。しかし彼は持ち前の行動力と熱い正義感で、事件の真相へと突き進んでいく。

 アクセルを筆頭に長年マーフィの声を務めてきた山寺は、参加当初を回想し、「エディ・マーフィは同い年。声優デビューした時から吹き替えするのが夢でした。後に夢は叶ったものの、その軽妙すぎるマシンガントークと独特のノリに四苦八苦。『声優としてエディ・マーフィに鍛えられた』と言えるでしょう」と熱をこめ、「待ちに待ったビバリーヒルズ・コップの最新作で、久々にアクセルの吹き替えを担当出来るのはこの上無い喜びです。言わせて下さい。時が経ってもビバリーヒルズ・コップ最高! 歳を重ねてもアクセル・フォーリー最高!」とコメント。

 吹替版予告でも、まさに“マーフィに鍛えられた”山寺による、時にユーモラス、そして時に胸アツなボイスがさく裂し、そこに井上の“ビリー”、池田の“ジョン”、堀内の“セルジュ”の声が加わる。

 さらに実はフジテレビ版の『ビバリーヒルズ・コップ2』(87)でビリーを演じていた安原義人も、今回は新キャラクターのケイド役として復帰する。

『ビバリーヒルズ・コップ』(84)と『ビバリーヒルズ・コップ2』が世界中で特大ヒットを記録し、エディ・マーフィの人気を不動のものにした本シリーズ(25日現在、Netflixでも配信中)。94年公開の3作目を経て、あれから30年。4作目となる本作では、大成功作1と2でプロデューサーを務めたジェリー・ブラッカイマー氏(『トップガン』、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ)がプロデューサーに復帰。それが一因でマーフィも自信をもって復帰を決意したとも言われている。

次のページへ (2/2) 【写真】『ビバリーヒルズ・コップ』最新作の場面カット
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