尾上眞秀、初の連獅子 母・寺島しのぶからは「絶対やった方がいい」とアドバイス
歌舞伎俳優の尾上眞秀が22日、都内で行われた尾上右近自主公演 第八回「研の會」記者発表会に出席した。当日は共演する尾上右近も登壇し、同公演をアピールしていた。
連獅子のカツラに「やっと慣れてきた」
歌舞伎俳優の尾上眞秀が22日、都内で行われた尾上右近自主公演 第八回「研の會」記者発表会に出席した。当日は共演する尾上右近も登壇し、同公演をアピールしていた。
「研の會」は、歌舞伎俳優・尾上右近が2015年から取り組む自主公演で、今回で8回目となる。同公演では「摂州合邦辻」(せっしゅうがっぽうがつじ)と「連獅子」(れんじし)を上演する。今回「摂州合邦辻」では右近が玉手御前を、「連獅子」では右近が親獅子の精、尾上眞秀が仔獅子の精をそれぞれ初役にて務める。
右近に導かれるように会見場に入場した眞秀は、連獅子について「激しいところとゆっくりなところがあって切り替わるところが面白いです。今、本番っぽくやっています」と説明。すると、横から右近が「衣装とカツラの威力ってすごいんですよ。早めに感じた方がいいだろうということで、練習から始めています」とフォローしていた。
眞秀はクリエーティブアートディレクターのローラン・グナシア氏と俳優の寺島しのぶの長男で現在11歳。祖父は七代目尾上菊五郎で祖母は富司純子という俳優一家で育つ。昨年に襲名した眞秀という名前については、「1年たって、安定してきた感じ」と明かした。また今回の連獅子の出演について、母の寺島からは「絶対にここでやっておいた方がいいと言われた」という。
さらに眞秀は「すごい毛が重いのですが、ちょっとずつ慣れてきているので、頑張っていきたいです。頑張って練習しているので見に来てください」とアピールしていた。第八回「研の會」は、大阪・国立文楽劇場にて8月31日、9月1日。東京・浅草公会堂で9月4日、5日に上演予定。