RIZIN、目標金額5000万円のクラファン未達成なら開催中止か!?

RIZINが9日、都内ホテルで記者会見を開き、来る8月9、10日の2日間、新設されたぴあアリーナMMで開催される「RIZIN.22」「23」の第1弾対戦カードを発表した。実は会見の冒頭で榊原信行CEOは、ひと通りあいさつを終えると、すぐさま2日前に開設されたクラウドファンディングでの支援を呼びかけた。この段階で集まった支援金は700万円以上。僅か2日前に開設したと考えれば上々な滑り出しと言えなくもないが、目標金額である5000万円には遥かに及ばない金額である。

クラウドファンディングの支援を呼びかけた榊原CEO【写真:“Show”大谷泰顕】
クラウドファンディングの支援を呼びかけた榊原CEO【写真:“Show”大谷泰顕】

RIZINのクラウドファンディングから見えたもの (前編)

 RIZINが9日、都内ホテルで記者会見を開き、来る8月9、10日の2日間、新設されたぴあアリーナMMで開催される「RIZIN.22」「23」の第1弾対戦カードを発表した。実は会見の冒頭で榊原信行CEOは、ひと通りあいさつを終えると、すぐさま2日前に開設されたクラウドファンディングでの支援を呼びかけた。この段階で集まった支援金は700万円以上。僅か2日前に開設したと考えれば上々な滑り出しと言えなくもないが、目標金額である5000万円には遥かに及ばない金額である。

 だからこそ榊原CEOは支援を呼びかける。内容的には2日前のウェブ会見同様、RIZINへの熱い思いを訴えていく。ひとしきり話し終えたところで、次の段取りに進もうとする榊原CEOに対し、司会を務めていた笹原圭一広報が口を挟んだ。

「社長、社長、差し出がましいんですけど、あんまり伝わってないと思いますね。今700万円という貴重なお金をいただいていますけど、足らないと思うんですけど、正直申し上げて。そこをしっかり伝えていただいたほうがいいかなというふうに」

 これに対して榊原CEOは以下のように呼応する。

「いやだけど…、本音で僕も話しているつもりなんですね。笹原はどう思っているかわからないけど、ファンを信じてスタートを切ることを決めたんだから、僕らもホントにある部分、見切り発車です。まあ、スタッフとかみんなに反対されながらも、とにかく座して死を待つわけには行かないので。座して死ぬんだったら戦って前のめりに死にたいです。本当にRIZINのために命を落としてもいいと思っています(中略)」

 さらに榊原CEOは熱い思いを語っていく。

「8月の9、10日、僕は笑顔で会いたいとそう思っています。見切り発車して、みんなが止めるのも反対されながら、それでも戦うことに飢えている選手たちの姿に突き動かされてこうして皆さんに発表しています。さらなる支援をですね。ホントに支援を皆さんから受けることってとっても重いと思いますので、支援に見合うだけのものを必ずお返しします。僕はどちらかというと日本の格闘技の力。今回(「RIZIN.22」「23」は)期せずして、日本にいる格闘家たちの試合になりますので、みんなでこの空間を、格闘技にそれほど興味がない人たちにも、振り向かせるぐらいの爆発的な空間をつくり出したいと思います。どうぞ、改めて支援をお願いしたいと思います。よろしくお願い致します」

 そう言って頭を下げた榊原CEOと同時に、多くの選手も頭を下げていた。榊原CEOが続ける。

「ちょっとは伝わりましたか?(「はい」と答える笹原広報)半分泣きそうになりました、すみません」

 すると再び笹原広報が口を開く。

「今、皆さんのおかげで700万円くらいのご支援をいただいているんですけど、目標5000万円っていう設定はしているんですけど、正直、それでも足りないかなと思っています。横浜大会がかろうじてできるくらいの感じですので、継続的にやっていくためにはホントに、お願いしますばかりでホント心苦しいんですけども、ここはホントに恥を晒してもお願いする場面かなと思いますので、是非、クラファンのご支援をお願いできればというふうに思います」

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