藤井貴彦アナ、高校生に夢の見つけ方を伝授「すばらしい職業は人によって違う」
フリーアナウンサーの藤井貴彦が19日、都立西高にて開催された映画『ONE LIFE 奇跡が繋いだ 6000の命』(21日公開)の特別授業に登壇。同校の生徒数十人に対し「夢の見つけ方」を伝える場面があった。
「自分も自分のことを知らないから、自分で自分のことを調べてみるのも大切」
フリーアナウンサーの藤井貴彦が19日、都立西高にて開催された映画『ONE LIFE 奇跡が繋いだ 6000の命』(21日公開)の特別授業に登壇。同校の生徒数十人に対し「夢の見つけ方」を伝える場面があった。
藤井アナは、1994年に日本テレビに入社し、24年3月末で同局を退社。4月からはフリーアナウンサーとして活動している。約30年間、アナウンサーを続けている藤井アナに、生徒から「夢がないです。人に影響を与えられる職業を選択するために、必要なことは何ですか」という質問が飛んだ。
これに藤井アナは「すばらしい職業は人によって違うと思います。私たちの仕事を『大した仕事じゃない』という人もいます。何を仕事にしたらいいか分からないという人は、他の人が仕事にしてきたことを映画で見る、本で読む、SNSで探して見てもいいと思います。そして、自分がすばらしいなと思ったことをいくつか集めて、それが現実に近いものであれば、一回そっちに歩いてみるのがいい」と話した。
自身が職業を決める際は、大学ノートに好きなことを書き出したそう。「大学1年生のときに4ページ分書き出して、同じようなものを消していった。残ったものは少ないんだけど、エッセンスになっている。『エッセンスに近いところで生きていきたい』と思ったのがこれ(アナウンサー)。それまで、アナウンサーになりたいなんて1回も思ったことなかった」と回顧し、「意外と自分も自分のことを知らないから、自分で自分のことを調べてみるのも大切だと思います」と口にした。
同作は、ナチスの脅威から669人の子どもたちを救った「イギリス版シンドラー」ニコラス・ウィンストンの半生を描いた。結果的に6000の命につながったニコラスの活動と、当時救われた子どもたちとの50年後の再開など実話を元に映画化されており、主演はアンソニー・ホプキンスが務めた。