木原実氏、“そらジロー”TARAKOさんは「才能にあふれた天才」 お別れ会で“再会”誓う

日本テレビの情報番組『news every.』で1986年からお天気コーナーを担当している木原実氏が15日、都内で行われた『ちびまる子ちゃん』の主人公“まる子”ことさくらももこの声優などで知られる声優・TARAKOさんのお別れ会「TARAちゃんありがとうの会~たいせつなきみへ~」に出席した。参列後、報道陣の囲み取材に応じ、故人を追悼した。

TARAKOさんへの思いを語った木原実氏【写真:ENCOUNT編集部】
TARAKOさんへの思いを語った木原実氏【写真:ENCOUNT編集部】

「さよならは言いません。またね」と弔辞

 日本テレビの情報番組『news every.』で1986年からお天気コーナーを担当している木原実氏が15日、都内で行われた『ちびまる子ちゃん』の主人公“まる子”ことさくらももこの声優などで知られる声優・TARAKOさんのお別れ会「TARAちゃんありがとうの会~たいせつなきみへ~」に出席した。参列後、報道陣の囲み取材に応じ、故人を追悼した。

 3月4日に63歳で亡くなったTARAKOさんのお別れ会。関係者向けの第一部では約800人が参列した。祭壇には、まる子、そらジロー、まじかる☆タルるートくんのパネルや音符の形をしたバルーン、色鮮やかな花と共に帽子を被りながら笑顔を見せるTARAKOさんの写真が飾られた。司会はフジテレビの西山喜久恵アナウンサーが務めた。会場では、オープニング主題歌『おどるポンポコリン』をちびまる子ちゃんファミリーと参列者が一緒に歌う場面もあった。

 2013年10月から『news every.』などで放送されたアニメ『みんなだいすきそらジロー』で、TARAKOさんはそらジローの声を担当。ナレーションを務めた木原氏と共演していた。また、TARAKOさん作・演出の公演『WAKU』に木原氏が出演したこともある。

 お別れ会でTARAKOさんの経歴が紹介されると、木原氏は何度も瞬きをしながら目を潤ませた。木原氏は弔辞を読み、これまでの思い出を振り返ると共に「あなたは天才でした」と絶賛。「さよならは言いません。またね」と“再会”を誓った。

 報道陣の囲み取材で、TARAKOさんの人柄について「自由奔放な人でした。才能にあふれた天才だと思っています」と紹介。「演出も斬新ですし、お芝居が分かりやすい。プライベートでお酒はめちゃくちゃ飲んだりしました」と故人との思い出を懐かしんだ。

 TARAKOさんは1981年にアニメ『うる星やつら』で声優デビュー。90年にアニメ『ちびまる子ちゃん』の主人公「まる子」役に抜てき。声優の他、シンガーソングライター、ナレーターとしても活躍。演劇集団WAKUを主宰し脚本・演出を手掛けていた。なお、まる子の2代目声優は菊池こころが務めている。

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