柴咲コウ、全編仏語映画でまさかの「よいしょ」発言 監督は「面白いと思ったのですが」なくなくカットに
俳優の柴咲コウが14日、都内で行われた映画『蛇の道』初日舞台あいさつに登壇。劇中では流ちょうなフランス語を披露しているが、あるシーンで「よいしょ」と言ってしまいカットになったことを明かしていた。
映画『蛇の道』初日舞台あいさつ
俳優の柴咲コウが14日、都内で行われた映画『蛇の道』初日舞台あいさつに登壇。劇中では流ちょうなフランス語を披露しているが、あるシーンで「よいしょ」と言ってしまいカットになったことを明かしていた。
本作は、『スパイの妻』『散歩する侵略者』などの黒沢清監督が1998年に自身が手掛けた同名映画をフランス版としてセルフリメイク。愛する8歳の娘を殺された父親(ダミアン)が、精神科医の小夜子(柴咲)と共に復讐を果たしていく姿を描いたサスペンス。
柴咲は劇中、人が入った寝袋を街中で引っ張り続けるなど、かなりハードなシーンが多かった。柴咲は「撮影前は、そこまで大変じゃないのかなと思っていたのですが、実際やってみると全力疾走したり、長い時間人を引きずったりとかなり苦労した」と明かす。
力ではなかなか太刀打ちできないなか、柴咲は「コツが必要なんですよね」と明かすと、倒れた男性を引きずるシーンで「フランス語で話す役なのに、つい“ヨイショ”って言ってしまったんです」と苦笑い。
そのシーンについて黒沢清監督は「聞こえてしまったんですよね。面白いと思ったのですが、カットさせていただきました」と明かすと、柴咲も「それでいいです。もちろん」と照れくさそうに語っていた。
この日は柴咲、黒沢監督のほか、西島秀俊、青木崇高、そして柴咲とダブル主演を務めたダミアン・ボナールがサプライズで来日。客席からダミアンがやってくると、柴咲は絶叫し歓迎した。
無事初日を迎えた本作。柴咲は「ありがとうございます」と笑顔を見せると「日本人監督、日本人主演のフランス映画です。全世界でたくさんの人たちに観ていただきたいです」と映画をアピールしていた。