石田ゆり子、音楽活動は「なるべく知られたくなかった」 大橋トリオから“厳しい指導”
俳優の石田ゆり子が12日、都内で行われた展覧会『モネ 睡蓮のとき』記者発表会に参加した。
展覧会『モネ 睡蓮のとき』のテーマソングを担当している
俳優の石田ゆり子が12日、都内で行われた展覧会『モネ 睡蓮のとき』記者発表会に参加した。
同展は、印象派を代表する画家クロード・モネの晩年の制作に焦点を当てたもの。パリのマルモッタン・モネ美術館より日本初公開となる重要作を含む約50点が来日。また、モネが晩年に力を注いだ「睡蓮」20点以上が紹介される予定で、日本では過去最大規模となる「睡蓮」が集う機会となる。
石田は同展のアンバサダーに就任したが「本当に夢のようにうれしかった。ずっと大きな美術展のアンバサダーに憧れを持っていた。心からモネが大好きなので、選んでくれたことに、こんなすばらしいご褒美のようなお仕事はない」と喜んだ。
モネとの出会いは、19歳のとき初めて訪れたパリにて。その際にモネの「睡蓮」に触れた。「絵画というものにこんなに心を奪われる経験をしたことがなかった。その空間にいるだけで幸せな気持ちになった。私にとって、モネはとても特別な存在」と語った。
lily(リリー)名義で音楽活動を行っている石田は、同展のテーマソングも担当。大橋トリオがプロデュースし、2022年10月以来約2年ぶりとなる新曲『私のモネ』を歌い上げている。
司会者からテーマソングについて触れられると、「私は本当にひっそりと歌をやっている。ほとんどの人は知らないし、知らないままでいてほしかった。なるべく知られたくなかった……」と照れくさそうな表情。理由を問われると「姿を出したくなかった。『これは誰だろう?』という程度でよかった」と説明する。それでも「今回テーマソング歌ってほしいと言われて、『いや~』と思ったけど大好きなモネですし、こんなチャンスは生きているうちに1回くらいしかないと思い、お受けした」とした。
レコーディングを振り返った石田は、大橋トリオから“厳しい指導”を受けたことを告白。「歌も下手くそですし、プロじゃないので気になる点がいっぱいあるようで、細やかに指導してもらった。その厳しさが脳に残っている……」と素直に吐露。そんな大橋トリオからサプライズでビデオメッセージが届き、石田の歌声を「ピュアで魅力を感じる」とコメントが。石田は「本当にうれしい。感無量」と思わぬ褒め言葉に感激していた。
同展は東京・国立西洋美術館にて10月5日から来年2月11日まで行われ、その後京都市京セラ美術館、豊田市美術館も巡る。石田は音声ガイドも担当。