NHK、番組ロケ中に国の重要文化財を破損「撮影担当者が花道から客席に転落して」
NHKは10日、番組のロケ中に国の重要文化財に指定されている香川・琴平町の「旧金毘羅大芝居」升席を仕切る木製の角材の一部を破損させたと公式サイトで発表した。
香川・琴平町の「旧金毘羅大芝居」升席を仕切る木製角材の一部
NHKは10日、番組のロケ中に国の重要文化財に指定されている香川・琴平町の「旧金毘羅大芝居」升席を仕切る木製の角材の一部を破損させたと公式サイトで発表した。
5月24日、Eテレの番組『芸能きわみ堂』のロケのため、同所で撮影を行った際、撮影担当者が花道から客席に転落し、升席を仕切る木製角材の一部が壊れたとしている。同局は関係者に謝罪し、琴平町を通じて関係機関に報告。出演者や関係者にけがはなく、「一般公開や公演などに影響はありませんでした」としている。
その上で、同局は「貴重な文化財を破損したことを深くおわびいたします。関係機関の指導に従い、適切に対応してまいります。改めて文化財の保護を徹底してまいります」とコメントしている。