野村周平&塩野瑛久、初タッグでW主演 実際の“恋愛”殺人事件モチーフのドラマで刑事役
フジテレビが運営する動画配信サービスFODで、FODオリジナルドラマ『REAL 恋愛殺人捜査班』が7月5日午後8時から独占配信されることが、10日に発表された。併せて、俳優の野村周平と塩野瑛久がダブル主演で初タッグを組むことが明らかになった。
恋愛のもつれによるリアルなドロ沼愛憎事件を全6話放送
フジテレビが運営する動画配信サービスFODで、FODオリジナルドラマ『REAL 恋愛殺人捜査班』が7月5日午後8時から独占配信されることが、10日に発表された。併せて、俳優の野村周平と塩野瑛久がダブル主演で初タッグを組むことが明らかになった。
同作は実際に起きた有名な殺人事件をモチーフにドラマ化した作品。3つの事件を全6話に渡って放送する。野村と塩野は、警視庁に設けられた「恋愛感情のもつれによる犯罪特別対策班」という、男女の恋愛のもつれがきっかけに起きた殺人事件を扱う特殊な捜査部門「恋愛殺人捜査班」の刑事役。事件解決に挑む“イケメンかつクセ強”なふたりの刑事がタッグを組む。
野村演じる大儀見壮真(おおぎみ・そうま)は、真面目で不器用、恋愛とは無縁の雰囲気を持つ男性。上司にひそかに恋心を抱き、時に“ストーカー”になってしまう。一方、塩野が演じる夢川幹也(ゆめかわ・みきや)は、悪気なく女性に手を出す容姿端麗な刑事。自称・恋愛マスターで多くの女性との交際経験があり、ひとりに絞ることなく相手を変えて楽しんでいる。愛に一途すぎる大儀見と愛を信じられない夢川という正反対の2人が、恋愛にまつわるドロドロとした難事件を解決すべく奔走する。
全6話の内容は、不倫、嫉妬、ストーカーなど、恋愛のもつれによるリアルなドロ沼愛憎事件。1話と2話は『7人の恋人とデスノート』。人気シェフの恋人が何者かに殺害され、現場には被害者を含む7人の女性の名前が書かれたリストが落ちていた。そのリストに書かれていたのは、シェフが同時に交際、すなわち“7股”している女性たち。捜査を進める内に、リストの中の別の女性が殺害され、リストが“デスノート”と化していく。
3話と4話は『魔性の女性教師』。とある高校教師が、夫を何者かに殺害されてしまう。しかし悲劇の未亡人となった彼女には秘密があった。実は教え子と体の関係を持っていたのだ。大儀見と夢川は、教え子を洗脳する魔性の女の仮面を暴いていく。
5話と6話は『死を予告する妻の叫び』。引きこもりがちだった主婦が自宅で死亡してしまう。自殺と思われたが、彼女は「殺される!」と叫ぶ自撮り動画を残していた。彼女には不倫の過去があり、裸の写真が自宅に送りつけられていた。見えざるストーカー男と妻を愛しすぎる夫の戦いが明らかになる。
大儀見を演じる野村は、「刑事なのでまずは淡々と捜査をする、そこが大事だと思いました。ただ大儀見はまじめなキャラクターなのですが、けっこう気持ち悪い過去があるので、そのふとした瞬間に出る気持ち悪い感じを意識しながら撮影にのぞみました」と振り返った。「見た目からもちょっとそういう雰囲気を出したいと思い、メガネも提案させてもらいました。くいっと指で持ち上げるしぐさなど、小道具としてうまく活用できたかな、と。夢川とのギャップも出せたのではと思います」と語っている。
夢川を演じる塩野は、「表面的にはどこか軽薄そうで芯がなさそうという風に見えますし、実は愛を信じていない役どころです」と役柄を説明。「会話の端々にも“愛を信じていない”という言葉が散りばめられているのですが、実は僕も共感するところが多かったです。本当の愛についてどこか信じていない、そんなことを期待しても自分が傷つくだけ、がっかりするのは無駄だ、というスタンスが僕にとっても妙に納得できる部分でした。そんな夢川の背景も感じていただければと思います」と語っている。
以下、野村と塩野のコメント全文。
○野村周平
――今作の主演のオファーを受けて
「作品の切り口がちょっと面白そうだな、と思いました。恋愛にまつわる事件に特化した捜査班というのは、もちろんフィクションなのですが、こういう捜査班がいても面白いのでは、と思いました。タイトルからは、扱う事件そのものもライトなものなのかなとイメージしていたのですが、実際はしっかり“ドロ沼”でした。こんな動機で人を殺してしまうのか? という驚きもありましたし、恋愛にまつわるさまざまな感情の中には、まっとうな考えもあるんだな、という発見もありました」
――大儀見の役どころをどうとらえて演じたか
「刑事なのでまずは淡々と捜査をする、そこが大事だと思いました。ただ大儀見はまじめなキャラクターなのですが、けっこう気持ち悪い過去があるので、そのふとした瞬間に出る気持ち悪い感じを意識しながら撮影にのぞみました。見た目からもちょっとそういう雰囲気を出したいと思い、メガネも提案させてもらいました。くいっと指で持ち上げるしぐさなど、小道具としてうまく活用できたかな、と。夢川とのギャップも出せたのではと思います」
――塩野瑛久と共演してみて
「すごくまじめなんです。セリフの入れ方もすごくしっかりしていました。実は僕も気にしいなのですが、塩野くんも気にしいで。セリフが多すぎて夜眠れないって言っていましたよ。僕はどうにでもなれって思っていたことも多かったのですが(笑)。撮影の合間に“セリフ多いなー、どうする?”なんて、よくふたりで話していました。塩野くんのアドリブがなかなかうまくいかないことがあって、現場でもいじっていました。そんなときはかわいいなーと思っていました(笑)」
――視聴者の皆さんにメッセージを
「恋愛のもつれによって引き起こされた殺人事件なので、いろいろな感情の愛がうずまいています。その中でいくつもの謎にぶつかるので、ひとつひとつ考察し解いていくのを、我々刑事と一緒に楽しんでいただきたいですね。僕たちも演じていて面白かったので、一緒に考えてもらえる作品になっていると思います」
○塩野瑛久
――今作の主演のオファーを受けて
「刑事ものの作品は新しい挑戦だったのと、バディのひとりを演じられるということで、やってみたい! 飛び込んでみたい! と思いました。また『REAL』というタイトル通り、皆さんにリアリティーを少しでも感じていただき、このふたりを見ていたいなと思っていただけるように演じたいと思いました。実際にあった事件が元になっているので、内容はあまり崩せないですしよりシリアスになっていくと思いましたので、ビジュアルやキャラクター性などはなるべく崩したものにしたいと考えていました」
――夢川の役どころをどうとらえて演じたか
「表面的にはどこか軽薄そうで芯がなさそうという風に見えますし、実は愛を信じていない役どころです。会話の端々にも“愛を信じていない”という言葉が散りばめられているのですが、実は僕も共感するところが多かったです。本当の愛についてどこか信じていない、そんなことを期待しても自分が傷つくだけ、がっかりするのは無駄だ、というスタンスが僕にとっても妙に納得できる部分でした。そんな夢川の背景も感じていただければと思います」
――野村周平と共演してみて
「いろいろな角度から周平くんを見ていて、うらやましい部分をたくさん持っている魅力的な人です。彼にしか出せない色、ものがあって、撮影現場は周平くんが大いに盛り上げてくれました。大儀見という役どころは僕がイメージしていたものとは全然違うものに仕上げてこられていて、現場で“あーそう来たんだ!”と、合わせていったり、じゃあ僕はこうしてみよう、と密かにやってみたり。それがすごく楽しかったです」
――視聴者の皆さんにメッセージを
「全6話で3つの事件解決に挑みますが、このようなことが本当にあったんだ、という目線でご覧いただければと思います。そして、大儀見と夢川の持っているパーソナルな部分が散りばめられていますので、ふたりの性格の違いややり取りを見届けていただきたいです。長江監督が“とにかくふたりをかっこよく撮りたい”と言ってくださっていたので、きっとかっこ良く映っているはずです(笑)。そのかっこ良さにもぜひ注目いただけるとうれしいです」