堂本光一、『Endless SHOCK Eternal』千穐楽にしみじみ「もうやらないので一生、光一はどこかをさまよっている」

KinKi Kidsの堂本光一が31日、東京・帝国劇場で自身が作・構成・演出を手がけ、主演を務める舞台『Endless SHOCK』のエターナル編公演が千穐楽を迎え、カーテンコールに佐藤勝利(timelesz)、中村麗乃(乃木坂46)、越岡裕貴(ふぉ~ゆ~)、松崎祐介(ふぉ~ゆ~)、島田歌穂らとともに登壇。サプライズゲストとして井上芳雄が駆けつけた。

カーテンコールに登場したKinKi Kidsの堂本光一【写真:ENCOUNT編集部】
カーテンコールに登場したKinKi Kidsの堂本光一【写真:ENCOUNT編集部】

誕生したのはコロナ禍

 KinKi Kidsの堂本光一が31日、東京・帝国劇場で自身が作・構成・演出を手がけ、主演を務める舞台『Endless SHOCK』のエターナル編公演が千穐楽を迎え、カーテンコールに佐藤勝利(timelesz)、中村麗乃(乃木坂46)、越岡裕貴(ふぉ~ゆ~)、松崎祐介(ふぉ~ゆ~)、島田歌穂らとともに登壇。サプライズゲストとして井上芳雄が駆けつけた。

 2000年11月の初演『MILLENNIUM SHOCK』以来、堂本光一が国内ミュージカル単独主演記録を更新し続ける『SHOCK』。2024年は4・5月の帝国劇場(本編・エターナル編同時上演)公演を皮切りに、7月・8月は梅田芸術劇場(本編のみ)、9月博多座(本編のみ)、そして11月は再度帝国劇場(本編のみ)と、過去に例のない期間の全国ツアーを行っている。

 本編終了後のカーテンコールで、『Endless SHOCK Eternal』の千穐楽を祝したくす玉のひもを引き、恒例となった大量の紙吹雪を浴びた光一。その間に観客が百合の造花を手にし、紙吹雪が床に落ちて視界が晴れ、その光景を目にした光一は驚きの表情を浮かべ「今日のお客さん、全員サクラ?」と投げかけて観客を笑わせ、観客が百合の造花を振っている様子に、光一は「フラワーロックみたい」と目を輝かせた。

 続けて、サプライズゲストとして井上が大量の百合の花束を手にして登場してエターナル編公演の千穐楽を祝福。井上は「エターナルが生まれたのがコロナ禍で、どうやって『SHOCK』を上演しようかというときに、『こうしようと思うんだ』と話を一緒にしたのを覚えています」と懐かしみ、「エターナル自体も素晴らしいから上映が続いたと思うんですけど、それが一区切りということは、いい意味で新しい状態でやれるということだからね」と声をかけると、光一は「えっ、その先にまた新しいのを作れってことですか?」とコメントし、観客から期待がこもった拍手を浴びた。

 また、井上は「『SHOCK』は1回も出たことがなくて、ライバル役のオファーをずっと待っていたんですけど……」と吐露しつつ、「最後にこうやって舞台上に立って分かち合うことができてうれしいなって。もう『SHOCK』に出たってことでプロフィールに書こうと思います」と声を弾ませた。

 改めて、『Endless SHOCK Eternal』に対する思いを聞かれた光一は「コロナ禍でどうやったらエンタメの灯火を消さずにいられることができるのかと考えて生み出したのがエターナルという作品で、今はいろんな規制が解除されたので、エターナルをストーリーとしても見応えとしてもいいものになるようにと進化させてきました」としみじみと語り、「自分としては、本編は前向きに終わってるっぽいんですけどあいまいで、エターナルは悲しい空気感があるんですけど、光一という役からするとみんなが前に進んでいくのを見届けられる作品なので、すごく前向きになれると感じていて、それによって光一もやっと天に昇ることができたのかなという作品なので、これから大阪、博多、そして帝劇に戻ってきますけど、もうエターナルはやらないので一生、光一はどこかをさまよっていると思います」と遠くを見つめた。

次のページへ (2/2) 【写真】カーテンコールの様子
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