滝沢秀明氏が昨年3月21日に設立したTOBE（トゥービー）が、初めて求人募集を公開したことが31日、分かった。同社は同日午前0時から、マイナビ中途採用求人ページで「株式会社TOBE　新しい世界を『一緒に』つくりませんか？」と題し、マネジャー、デスク、ライブ制作の3職種で正社員を募集している。

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　応募条件（対象となる方）は、3職種で違いがある。

【デスク】（社内のさまざまな情報管理やサポート業務）

・社会人経験3年以上、大卒以上で、基本的なビジネスマナーや社会常識、コミュニケーション能力、気配りや先回りをして物事を考えられる方を歓迎

【マネジャー】（所属アーティストのスケジュール調整や管理、現場同行、営業企画やプロモーションなどを担当）

・業界経験者優遇、未経験者OK、普通自動車免許保有、社会人経験1年以上で、やる気のある方を大歓迎

【ライブ制作】（コンサート、舞台、イベントや発表会の企画立案、アーティスト、関係会社、協力会社と一緒にライブ制作）

・業界経験者優遇、自動車免許保有者、社会人経験3年以上、やる気のある方を大歓迎

　その上で、月給、初年度年収の目安となる額が示されているが、ENCOUNTの周辺取材によると、TOBE側は初の「求人公募」を「前進するため必要な方策」と位置付けているという。昨年7月、滝沢氏はTikTokライブで「TOBEは一気にワーッって攻める会社ではありません。1つ1つちゃんと見ながら進める会社です」と話していたが、設立1年2か月の今、次のステップに入る準備を整えようとしている。

　同社は設立時に滝沢氏を慕う人物が集い、それぞれの人脈を通して仲間を増やしてきた。そして、昨年7月、元V6の三宅健を皮切りにアーティスト陣が続々と合流。設立1年の今年3月には、4公演の合同ライブを東京ドームで実現し、研修生からなる2つのグループ（wink first、DeePals）も誕生した。6月には、東京・有明アリーナで4組（IMP.、北山宏光、Number_i、三宅健）の単独ライブを控えている。

　また、アーティスト陣の世界進出を視野に入れ、滝沢氏を中心に海外でもスタッフが活動している。同氏は「日本はもちろん、グローバルに通用するアーティストを打ち出していきたい」と公言しており、国際的に活動できるスタッフを増やすことも必要な状況。今回は、その狙いを踏まえてのアクションと言えそうだ。