ジャニー氏性被害者へ止まらぬ誹謗中傷 SMILE-UP.が声明「犯罪行為にもなりえます」

SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)は30日、公式サイトを更新し、同社創設者の故ジャニー喜多川氏による性被害者に対しての誹謗中傷を止めるように呼びかけた。

SMILE-UP.【写真:ENCOUNT編集部】
SMILE-UP.【写真:ENCOUNT編集部】

「誹謗中傷が終息するまでは被害者救済は終わらない」

 SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)は30日、公式サイトを更新し、同社創設者の故ジャニー喜多川氏による性被害者に対しての誹謗中傷を止めるように呼びかけた。

 声明の冒頭では「故ジャニー喜多川による性加害を受けた被害者の皆様に、改めまして、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。その上で「弊社は、被害者の皆様及びその御家族に対する誹謗中傷は絶対に許されないと考えており、これまでも誹謗中傷をやめるよう要請して参りました。また、弊社で設けております心のケア相談窓口では、誹謗中傷に遭われた被害者の皆様からの相談も受け付けており、加えて、被害者の皆様には、SNS上の誹謗中傷に対する法的手段等に関する相談窓口として、弊社が賛助会員となっている『一般社団法人セーファーインターネット協会(SIA)』の誹謗中傷ホットラインもご案内しております」と説明した。

 それでも、誹謗中傷が止まらない現実を伝えた。

「しかしながら、未だに、SNSを中心として、人格を否定・攻撃する発言、根拠のない悪口・非難、被害を受けていても補償を行う必要はないといった発言などの誹謗中傷が行われているとの声が届いております」

 そして、「被害者の皆様及びその御家族に対する誹謗中傷は、今まで苦しみを背負われてきた方々の苦しみを増すことになるばかりでなく、犯罪行為にもなりえます」と警告し、「弊社は、被害者の皆様及びその御家族に対する誹謗中傷が終息するまでは被害者救済は終わらないと認識しており、上記で掲げた誹謗中傷を含めて、被害者の皆様及びその御家族に対するいかなる誹謗中傷もやめることを、ここに改めて要請します」とつづっている。

 なお、今月15日時点で同社が設置した被害受付窓口への申告者数は989人、補償金の支払い者数は395人と発表している。

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