吉沢亮の主演映画、上海国際映画祭への正式出品&ワールドプレミア決定「いざ上海、行ってきます!」
俳優の吉沢亮が主演する映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』の公開日が9月20日であることが、2日に発表された。さらに、14日から23日まで中国・上海で開催される『第26回上海国際映画祭』のコンペティション部門に正式出品され、ワールドプレミアが行われることも決定した。併せて、場面写真も公開された。
9月20日公開決定、場面写真も
俳優の吉沢亮が主演する映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』の公開日が9月20日であることが、2日に発表された。さらに、14日から23日まで中国・上海で開催される『第26回上海国際映画祭』のコンペティション部門に正式出品され、ワールドプレミアが行われることも決定した。併せて、場面写真も公開された。
同作は、作家・五十嵐大氏の自伝的エッセイ『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』を映画化したもの。耳がきこえない、またはきこえにくい親を持つ聴音の子ども=コーダ(Children of Deaf Adults)をテーマに、実際に耳のきこえない親の元で育った五十嵐氏の軌跡を描く。監督は呉美保氏が務め、吉沢は主人公・五十嵐大を演じる。その他に、ろう者で俳優の忍足亜希子、今井彰人、俳優のユースケ・サンタマリア、でんでん、烏丸せつこらも出演する。
第26回上海国際映画祭コンペティション部門には、英題『Living in Two Worlds』として正式出品が決定。ワールドプレミアは21日に、コンペティション部門の最高賞となる金爵賞(きんしゃくしょう)の発表は、翌日22日に予定されている。また呉監督は、21日に開催されるワールドプレミアで舞台あいさつを行うほか、レッドカーペットにも登場する予定。
呉監督は「この映画のワールドプレミアが上海国際映画祭コンペティション部門だなんて、これほどしあわせな幕開けがあるでしょうか」と喜び。「日本の片隅で人知れずもがきながら生きる男の子のささやかな心の機微を、アジアの、世界の、みなさまがどう受け取ってくださるのか、その反応をこの肌で感じに、さらには選ばれし新しい映画たちにも出会いに、いざ上海、行ってきます!」と意気込んでいる。
今回、公開日決定にあわせて解禁された場面写真は、吉沢が演じる大の瞳が印象的なカットから、東京から故郷・宮城へと向かう車内、数年ぶりに故郷に戻ってきた大人になった大と子どもの頃の大が橋を渡るシーンなど、本作の空気感と大の心情が伝わるカットの数々となっている。さらに少しぎこちない母・明子(忍足)と大の場面や、父・陽介(今井)と母の愛情あふれる子どもの頃の家族写真など、“きこえる世界”と“きこえない世界”を行き来する大の人生を感じさせる、懐かしく温かな瞬間を切り取っている。