JR東海社長、静岡の新知事と「また一段と意思疎通を」 課題山積のリニアは「1日でも早く着手したい」
JR東海の丹羽俊介社長が30日、静岡市内で報道陣の取材に応じ、静岡県知事選で初当選した鈴木康友新知事について、「今後とも密接に意思疎通をして参りたい」と見解を述べた。
川勝平太・前知事の辞職に伴う15年ぶりのトップ交代
JR東海の丹羽俊介社長が30日、静岡市内で報道陣の取材に応じ、静岡県知事選で初当選した鈴木康友新知事について、「今後とも密接に意思疎通をして参りたい」と見解を述べた。
鈴木新知事は26日の静岡県知事選で初当選し、28日付で就任。川勝平太氏の辞職に伴う15年ぶりのトップ交代となった。
JR東海が推し進めるリニア中央新幹線の工事を巡り、課題が顕在化。国民的な議論が巻き起こっている。
丹羽社長は新知事誕生を受けて、静岡県サイドとさらなるコミュニケーションを図っていく方針について表明。「JR東海は静岡県内で新幹線・在来線、駅の商業施設をはじめ、さまざまな事業を展開させていただいております。そういった中で、静岡県さんとも密接に連携してこれまでもやらせていただいております。新知事が誕生されたということで、また一段と、今後とも密接に意思疎通をして参りたいと考えているところです」と語った。
リニアに関する今後の考えについても言及。「リニア中央新幹線につきましては、1日でも早く静岡工区を着手したいと考えております。そのためにも地域の方々のご理解、ご協力をちょうだいできますように、今後とも引き続き、双方向のコミュニケーションを大事にしながら、真摯(しんし)に対応して参りたいと考えているところであります」とした。