杉咲花主演『朽ちないサクラ』、主人公が独自捜査を決意した本編シーン初解禁「犯人を見つけ出したい」

俳優の杉咲花が主演を務め、6月21日から公開の映画『朽ちないサクラ』(原廣利監督)の本編場面と映像が、30日に初公開された。

主演を務める杉咲花【写真:(C)2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会】
主演を務める杉咲花【写真:(C)2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会】

けんか別れした親友が一週間後に変死「もし私のせいだったら」

 俳優の杉咲花が主演を務め、6月21日から公開の映画『朽ちないサクラ』(原廣利監督)の本編場面と映像が、30日に初公開された。

 同作は、大藪春彦賞作家・柚月裕子の『サクラ』シリーズの始まりとなる『朽ちないサクラ』が原作。杉咲が演じる主人公・森口泉は、26歳の県警の広報職員。本来は捜査する立場にないヒロインが、親友の変死事件の謎を独自に調査し、事件の真相と、次第に浮かび上がる“公安警察”の存在に迫っていく。泉のバディ的な存在となる年下同期の磯川俊一を萩原利久が演じる。磯川は泉への好意を隠しつつ、泉の調査を献身的にサポートする。また、一連の事件を捜査する県警捜査一課の梶山浩介を豊原功補、泉の上司で元公安の富樫俊幸を安田顕が演じる。

 今回解禁となったのは、親友の死をきっかけに泉が独自で捜査する決意を固めるシーン。泉の親友の千佳(森田想)は、地元の新聞記者。広報課職員の泉は情報流出を防ぐため、個人的に記者と会ってはいけない立場だが、学生時代から長い付き合いの2人は頻繁に会っては他愛もない話をする仲だった。

 ある日泉は、磯川からもらった慰安旅行のお土産の話を何気なく千佳に話す。しかしこの慰安旅行の間に、ストーカー被害に合う女性からの被害届を警察が受理せず、ストーカー殺人が起こっていたことに千佳が気付いてしまう。「このことは黙っておく」と約束した2人だったが、千佳が働く新聞社が「一連の事件は警察の不祥事が背景にある」と独占スクープを掲載してしまう。泉は記事にしたのは千佳ではないかと疑い、千佳はそれを否定。2人はけんか別れしてしまう。その一週間後、千佳は何者かに殺害され、水死体で発見された。

 公開された本編映像は、泉と磯川が千佳の遺体が発見された河川敷で花を手向けるシーン。泉は「どうして千佳が死ななければならなかったのか突きとめたい。もし私のせいだったら、せめて犯人を見つけ出して……見つけ出したい」と自責の念にかられる。この瞬間に泉は、自らの手で親友の死の真相を調べることを決意する。磯川も「僕も協力します」「泉さんには早く笑顔になってほしいので」と、泉と一緒に捜査することを決める。

 しかしこの親友の死は事件の入り口に過ぎず、このあと度重なる事件との関連が複雑に絡み合い、さらには警察組織の大きな闇が2人の前に立ちはだかることになる。

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