シンガー・ソングライター、俳優の星野源（43）と妻で俳優の新垣結衣（35）が28日深夜、ニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』（火曜深夜1時）に生出演し、SNS上で拡散された星野の不倫疑惑を2人で否定した。星野が序盤からこの話題に触れ、新垣が途中から電話出演。思わぬ形での夫婦共演となったが、「結衣ちゃん」「源さん」と呼び合うなど仲の良さを感じさせた。

　番組では冒頭に気象情報を伝えた後、星野が切り出した。

「先週、水曜日の夜に起きたことをみなさんも知ってるとかと思います。僕はあの日、夜は家で晩ご飯を食べてその後、食器洗って、インスタグラムを見たら、自分の最後のポストのところにコメントが急にわっと増えた瞬間がありました。見たら、そこにはものすごい数の誹謗（ひぼう）中傷があって、直後にマネジャーから連絡があって、そこでこういうことになっていると把握しました」

　そして、「100％やっていないことで、事実が1つもないことで、日本中から憎悪を向けられた感覚になったんですよ。その経験は今まで1度もなくて、本当に恐ろしかったし、妻も含め、仕事仲間とかつらい思いをしてるだろうなと思い、本当に悲しかったです。もう、2度とあんな気持ちにはなりたくないなと思います」と低いトーンで実感を込めた。その上でファンに向けて「100％、1つもやっていませんから。完全なデマです。この臆測に事実は1つもありません。安心してください」などと思いを伝えた。

　その後、「みんな、信じないでくれてありがとう」とファンや周囲に感謝。「ありがたかったね」と言うと、唐突に新垣の声が入り「ありがたかったね。フフ」。星野が「名前、言いますか」と聞くと、「え～っと皆さん、こんばんは。新垣結衣です。お邪魔します」と照れながら返答し、「私は今回のことは本当に驚いて、私たちも何でこんなことが起きてるのか、私たちが一番分からないというか……。そんな中で、私のファンの皆さんも心配してくださっていて、なかなか発信する場をちょっと持っていないので、こういうことでお邪魔させてもらったんですけども」などと話した。

　それを受け、星野が「結衣ちゃんはフリートークで話せる場がないから」と言うと、新垣はリスナーに抱えていた思いを語った。

「今回、騒がれていることで事実は1つもありません。源さんが誹謗中傷、攻撃を受けてつらい思いをしている姿を隣で見るのが本当につらかったです。もう、『誰の身にも起きてほしくないな』と思ったので、それを願っています。私は大丈夫ですので、今後も2人でね、協力して、これからの生活を粛々と穏やかに過ごしていきたいと思っています。どうぞ、安心してください。温かく見守ってください」

　共同して「全面否定」のコメントを言い終えると、星野は「いや～、新鮮だね」、新垣は「緊張しましたね」と言って笑い合った。そして、新垣が「ちょっと（緊張が）解けてきたけど、鼻水出てきちゃった」と言うと、星野は爆笑。続けて「せっかくだから、（リスナーに）メール募集しようぜ」と呼びかけると、新垣は「いいんですか～」とノリ良く返した。

　そのまま、2人でフリートーク。新垣は同番組をいつも聴いていること、2人で水族館に行き、ショーを見ながら一緒に踊って楽しかったことなど明かした。リスナーからの質問「好きなみそ汁の具は」「好きなお寿司の具は」にも応じ、「絹豆腐です」「ウニです。初だしの答えです（笑）」などと返答した。最後に6月７日公開の主演映画『違国日記』の告知を終えると、新垣は「これ（夫婦共演は）、話題になるんでしょうね。きっと。ドキドキしますけど」と苦笑い。最後に星野が「じゃあ、ありがとう。またあとでね」と言うと、「は～い」と言って出演を終えた。

　今回の騒動は22日夜、星野だと臆測される形で不倫疑惑などがSNS上で広がった。星野の所属事務所・アミューズの法務部は23日未明に「星野源において当該投稿にある事実は一切ありません。当社が記事をもみ消したという事実も一切ありません」と緊急声明を出し、法的措置を検討していることも発表していた。