戸田恵子、アンパンマンの声を36年継続 絶えない人気の秘訣は“やなせイズム”の継承

俳優で声優の戸田恵子が28日、「横浜アンパンマンこどもミュージアム」で行われたアニメーション映画『それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』(6月28日公開)の公開直前イベントに、声優の中尾隆聖、数多くのアンパンマンの曲を歌うドリーミング(寺田千代)とともに出席した。同長寿作品の誕生時から声優としてたずさわる戸田が浅からぬ思いを語った。

イベントに登壇した戸田恵子【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登壇した戸田恵子【写真:ENCOUNT編集部】

ばいきんまんとアンパンマンのシーンに「キュンキュン」

 俳優で声優の戸田恵子が28日、「横浜アンパンマンこどもミュージアム」で行われたアニメーション映画『それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』(6月28日公開)の公開直前イベントに、声優の中尾隆聖、数多くのアンパンマンの曲を歌うドリーミング(寺田千代)とともに出席した。同長寿作品の誕生時から声優としてたずさわる戸田が浅からぬ思いを語った。

 今作は、映画『それいけ!アンパンマン』シリーズの第35作目。森の妖精・ルルン(上戸)がアンパンマン(戸田)、ばいきんまん(中尾)と力を合わせて「絵本の世界」を守る大冒険を繰り広げる。
 
 戸田は「劇場用の映画も35作目ということで、35年経ったということですね。私も中尾さんも、(寺田)千代ちゃんも35年歳をとりました(笑)。でも、なんだかがんばっております」とニッコリ。

 今作について「ばいきんまんがとにかく大活躍。最後にね、窮地に追い込まれるときにアンパンマンを呼んでくれる。いつも敵対してるんだけど、どこかで力を認めてくれているんだな~っていうシーンが、ちょっとキュンとなる。長いこと、アニメーションのレギュラーの番組は36年目になっているところ。劇場35作品作っている中で、お互いにちゃんとどこかで認め合っているのがかいま見える。そこがとてもキュンキュンする」とほほ笑んだ。

 また、子どもたちでいっぱいの会場を見渡して戸田は「何年か経ったら『アンパンマン』を卒業していくと思う。必ず次のお子さんが生まれてきて、ここまで30何年間、やってくることができました。それは、ひとえにこの本を描かれた、やなせ先生の、やなせイズムというものがず~っと流れていって、それを私たちが丁寧に演じてきて、ここまで来られたのではないか、と思うんです。毎年言ってるですけど、うまくいったら100年続くんじゃないかなと思っています」と話し、「私たちはそんなに命はないですけど、皆さんがうまくフォローしてくださったら、どんどん続いていくんじゃないかと思っています」と述べた。

 イベントには、今作のゲスト声優を務める上戸彩、岡村隆史も出席した。

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