高橋メアリージュン、農作業は「本当に楽しい」 多忙なときでも「自然のエネルギーをもらって回復します」

俳優の高橋メアリージュンが27日、都内で行われた生活クラブ『国内自給 まかない亭』出前授業に、生活クラブ生活協同組合の福住洋美理事とともに出席。東京家政学院中学校・高等学校の「SDGsプログラム」キックオフイベントとして同校の高校1年生の生徒80人に授業を行った。

出前授業に登場した高橋メアリージュン【写真:ENCOUNT編集部】
出前授業に登場した高橋メアリージュン【写真:ENCOUNT編集部】

高校1年生の生徒80人に授業を開催

 俳優の高橋メアリージュンが27日、都内で行われた生活クラブ『国内自給 まかない亭』出前授業に、生活クラブ生活協同組合の福住洋美理事とともに出席。東京家政学院中学校・高等学校の「SDGsプログラム」キックオフイベントとして同校の高校1年生の生徒80人に授業を行った。

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 出前授業では、福住理事から、生産者とともに取り組む食料自給率の向上や、食の安心・安全などの認識について授業を行った。また、オーガニック・サステイナブル・SDGsの行動を日々実践している高橋が特別講師として、自身の食に関するこだわりやSDGsへの関わりなど、体験談を交えて授業を行ったほか、クイズ大会や質疑応答、記念撮影なども行い、生徒との交流を楽しんだ。

“おしゃれに楽しく畑作業”というテーマのファッションで生徒の前に登場した高橋は、生徒から、具体的にどのような活動をしているのか聞かれると「2年ほど前にサスティナブルなファッションブランドのファッションショーを見に行ったときに、規格外野菜を使ったマルシェがやっていて、そこで飲んだスープがすごくおいしくて、野菜たちもかわいくて、捨てられちゃうのはかわいそうだなと思って衝撃を受けたので、インスタグラムで発信したら反響があり、何かできないかなと思いました」と同活動のきっかけを明かし、「まず生産者の方たちに会いに行ってお話を聞いたんですけど、そのときは知識がなかったので、もっと彼らの気持ちを共感したいと思って、農業を勉強しようと思って、(社会人向けの)農業の学校に入りました」と説明。

 実際に農作業も行っているそうで「農業の学校のメンバーでやっていて、農家さんのお手伝いでおみそを作らせていただいたりしています」と明かし、農作業は難しいか追求されると「植物って強くて、育ってくれるので、人間はちょっとお手伝いするくらいで、育ててあげているという意識はあまりないですね。本当に楽しくて、撮影で忙しいときでも畑に行くと自然のエネルギーをもらって回復します」と笑顔を見せた。

 そして、日本の食料自給率(38%)を反映した料理のサンプルを見て、その低さに驚きを隠せなかった高橋は、食料自給率の向上に向けてどんな取り組みをしていきたいか尋ねられると「私は大それたことはできないんですが、買い物1つとっても国産なのか、国産じゃないのか選択ができますし、選択は投票だと思っているので、自分1人じゃ変わらないと思うんじゃなくて、投票する気持ちで買うものを選んでいきたいなと思っています」と吐露し、「私ができることは発信なので、こういうすばらしい人や場所、機会がありますよという入り口をみなさんにお知らせしていきたいです」と力強く語った。

 最後に、生徒たちにメッセージを求められた高橋は「SDGsの活動って最初は難しいんじゃないかなって思いがちだったんですけど、食料も地球環境も健康も全部が繋がっていて、私に関係ないと思っても、結局は自分に返ってくるので、難しく考えずに自分のためにやっているんだって楽しく、日々の買い物とか選んでいってほしいなって思います」と語り、「今の段階から学びができているみなさんが本当にうらやましくて、私はちょっとの礎にしかなれないんですが、みなさんがこれからの日本、世界を支えてくれるメンバーだと思っておりますので応援しております。これからの日本をよろしくお願いします」と熱く語った。

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