2023年6月11日に創業40周年を迎えたゲームメーカー・カプコンは、40周年記念サイト「カプコンタウン」を公開している。本記事では、カプコンタウン内で遊べる懐かしのカプコンゲーム5選を紹介しよう。

　1作目は、1986年にファミコン版ゲームソフトが発売された『魔界村』だ。主人公・アーサーを操って王女を救い出すために魔界を冒険するアクションゲーム。さまざまな武器を選んで戦うゲーム性や、ダメージをくらったときに鎧が脱げる演出など、本作にしかない面白さが人気を集めた。また、ゲームとしての難易度の高さも有名で、SNSでは「攻略本を読んでもすぐに鎧が剥がされる」「洒落にならないくらい難しい」とプレイ中の苦労話が多く寄せられている。

　2作目に紹介するゲームは、87年にファミコン用ゲームとして発売された『ロックマン』だ。プレイヤーはロックマンを操作して、悪の天才科学者・ワイリー博士に改造された6体のロボットを倒していくアクションゲームである。どのステージからプレイするか自分で選択できたり、倒したボスの武器が使えたりと、今までのアクションゲームにはない斬新なシステムに魅了された人も多いだろう。「遊ぶだけなら楽しいけどクリアするのは難しい」「バカみたいに難しいけどBGMが大好き」と難易度の高さやBGMから本作の魅力をSNSで語るファンも散見される。

　3本目のゲームは、90年にスーパーファミコン版ゲームソフトが発売された『ファイナルファイト』だ。暴力集団マッドギアに誘拐されたジェシカを救出するために、プレイヤーは、ジェシカの恋人・コーディーと彼女の父親で市長も務めるマイク・ハガーのいずれかを操作して敵と戦う。リアルなキャラクター描写に個性的な敵キャラが人気の本作は、SNS上では「筋肉ムキムキの男と男が戦っていて迫力満点」「初めて画面を見た時、実写と思うほどリアルに感じた」といったファンの声が寄せられている。

『ファイナルファイト』と同じく迫力あるキャラクターが登場する『ストリートファイターII』もカプコンタウンで遊べる。92年にスーパーファミコン版ゲームソフトが発売された本作は、対戦格闘ゲームジャンルのパイオニアとしても有名だ。パンチやキックといった単純な攻撃だけでなく、キャラ毎に設定された個性あふれる必殺技を駆使して戦うゲームで、CPUとの対戦はもちろん、友達との対戦プレイで夢中になったファンも多いだろう。

　2023年には最新作『ストリートファイター6』が、賞金総額2億6000万円を超えるeスポーツ大会の種目に採用されたと発表され、今も格闘ゲーム業界の最先端を走り続けているタイトルだ。

　最後に紹介するゲームは、1993年にスーパーファミコン用ゲームとして発売されたカプコン初の本格RPG『ブレス オブ ファイア』だ。竜に変身する特殊能力を持つ主人公・リュウを操作して、過去の大戦の元凶である邪神の復活を阻止するために冒険するストーリー。

　その後もシリーズ化され、カプコンを代表するゲームの1つとなった。「ほかのRPGにはないダークな表現が面白かった」「多種族の世界観や竜に変身する主人公が好き」と独特の世界観を評価する声が上がる。

　カプコンタウンでは期間限定で、今回紹介したゲームを含めて数々のゲームが遊べるようになっている。改めて懐かしのゲームをプレイしてみるのも面白いのではないだろうか。