元テレビ東京のフリーアナウンサー・森香澄が25日、MBS『痛快！明石家電視台』（土曜午後3時）にゲスト出演。MBSの入社試験に落ちていたことを告白した。

『さんまの小耳に挟ませた～い！』という企画で、『実は私、MBS採用試験の最終で落ちたんです』として登場した森。明石家さんまから「何年前ってこと？　これは」と聞かれ、「大学3年生なんで、6年前です」と回答。さんまから合格者を聞かれたMBS・山崎香佳アナが、『プレバト!!』『サタデープラス』を担当する清水麻椰アナ（同期入社の野嶋紗己子元アナはすでに退社）と伝え、「私はその1つ下の代です」とした。

　森が「テレビ東京よりも前にMBSの試験があって、もちろん受けに来まして。MBSと読売テレビ、どちらも最終に残ったんですよ。“どっちが受かるだろう”と思って」と笑いながら口にすると、さんまは「なめてたんだ関西を。“受かるでしょうよ～、私が”っていうヤツやな」とツッコミ。さんまに問われた山崎アナは、読売テレビは書類の段階で落ちたといい、「最終まで残ったのはここだけです」と明かした。

　森は「アナウンサーの試験って、その場で結果出ずに、“1回、ちょっとその周辺で待っててください”って」と最終試験後の時間について説明。さんまが「えっ、何日か後ではなくて」と驚くと、森は「その日には（結果が）出るんですけど。東京とかに戻っちゃうと、契約書書けないんで。”その辺に待機しててください”って。で、”何時までに電話がかかってこなかったら不合格です”って。なので、カフェで携帯を目の前に、ずっと待ってる」と振り返った。さんまが「（合否）どっちも電話かけてあげたらええのになあ。文句言うヤツ、昔おったんかなあ。『何で落ちたんや、オレが』とか『私がなんでよ』とかいうヤツおったんやろうな」と推測すると、森は「たぶん、皆さん泣きだすから、それは困るのかもしれないし。泣くと」と見解を示した。

　福岡の大学に在籍していた山崎アナは東京、大阪と就職活動は交通費もかかっていたといい、落ちたときは悔しさから「金返せ！」と思っていたと告白。森は大きくうなずいた。森は「しかも、最終試験の日がクリスマスイブだったんですよ。だから、梅田のロータリーの真ん中で号泣して。（MBS）落ちて。号泣して、それをホクホクしたカップルがみんな横目で」と回想。山下達郎の『クリスマス・イブ』を口ずさんださんまが「MBSのバカヤロー」とあおると、森は「ホント”バカヤロー”って感じですよ」と乗っかった。

　さんまから「変なスケベな男性は声かけてこなかった？」と確認された森は、「もうヤバすぎて、たぶん」と返答。さんまは「泣きじゃくってる女は口説かないか」と言うと、アインシュタイン・稲田直樹が「はい」と即答して笑わせた。稲田から入社試験について覚えているか尋ねられた森は、「”さんまさんのお隣に立ちたいです”っていうのは、（言ってました）。『どんな番組につきたいですか』って（聞かれて）」と返した。さんまは「言うてくれてたみたいで。『踊る！（さんま）御殿!!』のときも、”私と共演するのが夢でした”とか言うとったんやけど、トークっぷりを見るとそうでもなさそうやねん」と疑問視。

　森は否定しながら「“やりたい番組なんですか”ってMBSで聞かれたときは、”電視台です”って答えてたんですよ」とアピール。さんまは「ホンマに？　オレの横が山崎じゃなくて、森やった？　たぶん」と”たられば”でコメントした。さんまから「でも大成功やな。テレ東に入って、写真集も出すみたいになって」と称賛された森は「えへへへ」と照れ笑いした。