長渕剛、復帰後初ステージ 気胸での療養から完全復活「オレはすこぶる元気です!」
シンガー・ソングライターの長渕剛が22日、都内のタワーレコード渋谷店地下・CUTUP STUDIOでニューアルバム『BLOOD』発売記念イベントを開催。5月に気胸を発症したことを公表して療養していたが、本イベントが復帰後初公の場となった。
5月7日に気胸を発症して療養することを発表
シンガー・ソングライターの長渕剛が22日、都内のタワーレコード渋谷店地下・CUTUP STUDIOでニューアルバム『BLOOD』発売記念イベントを開催。5月に気胸を発症したことを公表して療養していたが、本イベントが復帰後初公の場となった。
会場に集まった300人の大歓声に迎えられた長渕は、手を振りながら登場すると大ツヨシコールを全身で感じて笑顔。熱狂のライブの中、「オレはすこぶる元気です!」と叫び、ファンを安心させた。
初めて体験した気胸について、「針の穴が開いたようなもの。3日間くらい苦しかった。息を吸いきる時に痛みが走る。レントゲンを撮って、小指1本くらいの穴を空けて空気を中に出すんだと、恐ろしいことを救急外来で言われて、まいったなと思った」とコメント。「エコーで検査しながらパイプをブチ込むんだけど、先生が『CTとエコーの感じが違いますね。このままパイプを刺したら、心臓に貫通する恐れがある』と言われ、ちょっと待ってくれよと」と衝撃のエピソードを披露し、「僕もエコーを凝視して、客観的にそんなに傷んでいないという感覚があった。そのうちに様子を見ましょうとなり、そのまま入院した」と話した。
入院生活については、「鼻に高濃度の酸素機をつけて、絶対安静を強いられる。絶対安静というのが、オレの強敵なよ。人差し指に酸素の濃度のワイヤレスでナースステーションとつながっているのをつけた」と回想。3日ほどで痛みが和らいだと話し、「足がもうイライラするわけ。ばれないようにスクワットを10秒くらいやり始めた。25回か30回くらいやった時に、看護師さんがドーンと来て『どうされましたか?』『ダメでしょう! 安静にしてください』って。そんな感じで4、5日入院して、ジムのトレーニングをやり始めた。今はリハーサルも突入してガンガンやっている」と語った。
ミニライブでは、約7年ぶりのリリースとなるニューアルバムから『黒いマントと真っ赤なリンゴ』『BLOOD』、さらに『とんぼ』『かましたれ!』などを披露。熱い歌声でファンを魅了し、完全復活をアピールした。
長渕は5月7日に公式サイトで「この度、長渕剛が左気胸を発症し、4週間の療養が必要との医師の判断のもと、5/9(木)『須田亜香里・大倉士門×ASUNAL TREASURE長渕剛SPECIAL』ゲスト出演を見合わせることとなりました」と発表していた。