中村獅童、“地方のスナック”が巡業の楽しみ「ママが作るお通しが好き」 店の選び方に変化も

歌舞伎俳優の中村獅童が22日、都内で行われた「令和六年度(公社)全国公立文化施設協会主催『松竹特別歌舞伎』製作発表記者会見」に出席。巡業公演の楽しみ“スナック巡り”について語った。

記者会見に出席した中村獅童【写真:ENCOUNT編集部】
記者会見に出席した中村獅童【写真:ENCOUNT編集部】

巡業スタッフが店をリサーチ、10年ぶりの連絡で浜崎あゆみのチケット依頼されたことも

 歌舞伎俳優の中村獅童が22日、都内で行われた「令和六年度(公社)全国公立文化施設協会主催『松竹特別歌舞伎』製作発表記者会見」に出席。巡業公演の楽しみ“スナック巡り”について語った。

 同公演は、6月30日から始まる全国巡業公演。獅童と、獅童の長男で初代中村陽喜を襲名する小川陽喜くんや、中村種之助、澤村國矢らが出演する。2022年の巡業公演で獅童初の試みとなる『中村獅童のHOW TO かぶき』を行い、歌舞伎初心者や子どもでも歌舞伎が楽しめるよう、歌舞伎ならではの表現方法や約束事をわかりやすく解説。今回も『中村獅童のHOW TO かぶき』を行う他、『鞘當(さやあて)』『供奴(ともやっこ)』『橋弁慶(はしべんけい)』を上演する。

 獅童は「巡業は、夜に(出演者やスタッフと)一緒に食事に行くのが楽しいんですけど、今回は陽喜がいるから行けない……ですよね。お酒を飲んだりできない。ずっと、父と子で夜も一緒です」と語り、「どうしても出かけたい時は、種之助に預けようかな」と会場を笑わせた。

 巡業時はホテル暮らしで外食が増えるため、共演者やスタッフとご当地のおいしいお店に行くこともあるという。獅童は、「地方特有のスナックが好きなんですね。『いい感じのスナック、ちょっと探してきてよ』と(松竹の)巡業スタッフさんにお願いするんです。するとスタッフさんが3軒くらい探してきてくれて、ちょっと扉をうすーく開けて、どこにするか直感で決めるっていう。ママが作るお通しとか大好きなんです」と明かした。「今回もいいスナックを……」と会場にいた巡業スタッフにお願いしようとしたが、「でも今回は行けないか。陽喜がいるから。どうしても行きたい時は、やっぱり種之助さんに預けようかな」と再び笑わせた。

 さらに、約10年前の巡業公演時を振り返り、「どこだったかスナックに行って、巡業スタッフさんがお店の方と連絡先を交換したんです。そしたら10年ぶりに久しぶりにスタッフさんからメールが来て、今回の巡業の話かと思ったら、『10年前のどこどこのお店の方が、浜崎あゆみさんのチケットを取ってくれと言っています』って。そんなこともありましたね」と告白。「あれ、どこのお店でしたっけ」と再び会場の巡業スタッフに声をかけると、巡業スタッフは「出雲です」と明かし、「今年はスナック菓子で我慢してください」と獅童に呼びかけた。

 巡業スタッフによると、巡業時は会場地域のお店を当日に探すという。当初は獅童と一緒にお店を探し、複数見に行って決めていたが、探しているうちにSNSの目撃情報などから地元住民が集まるように。現在は巡業スタッフが先にリサーチし、お店を決めた後に獅童に伝えているという。

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