中山秀征、今田耕司との確執を回想 深夜番組で共演も「キャッチボールができない」

タレントの中山秀征が22日、自身の著書『いばらない生き方 テレビタレントの仕事術』(新潮社)の刊行記念トークイベントに出席。3月31日をもって放送作家を引退した鈴木おさむ氏と自身のMC術について語った。

トークイベントに出席した中山秀征【写真:ENCOUNT編集部】
トークイベントに出席した中山秀征【写真:ENCOUNT編集部】

『DAISUKI!』『THE 夜もヒッパレ』人気番組のMCとして活躍

 タレントの中山秀征が22日、自身の著書『いばらない生き方 テレビタレントの仕事術』(新潮社)の刊行記念トークイベントに出席。3月31日をもって放送作家を引退した鈴木おさむ氏と自身のMC術について語った。

 14歳でデビューして以来、『DAISUKI!』『THE 夜もヒッパレ』『TV おじゃマンボウ』といった人気番組のMCとして活躍し、現在も情報番組『シューイチ』などで絶妙な緩急で番組を仕切る中山。本書は、群雄割拠の芸能界を42年もの間、なぜサバイブできたのか?、中山に再評価が集まる理由がつまった一冊となっている。

 ゲストとしてイベントに招かれた鈴木氏は、中山の印象的な番組として1993年から94年に放送されたフジテレビの深夜番組『殿様のフェロモン』をあげ、「ふと夜にテレビをつけたら、生放送なのに今田耕司さんととてつもない緊張感溢れる(やりとりがあった)。やたらヒデさんのことを攻めるんですよ。素人の人が見ても殺伐とした空気が伝わった」と回想。中山は「僕が25、6歳、今ちゃんが一つ上。僕は14本目のレギュラー番組で、今ちゃんに関しては、ダウンタウンの皆さんと東京に来てピンの一本目のレギュラー司会」と振り返った。

 さらに中山は同番組の懇親会を振り返り、「その時、今ちゃんが初めてだったので、今後もよろしくということでビールを注ごうとしたら『結構です』と断られた。ガチなんです。お酒の飲めない人の『結構です』じゃない。『おまえの酒は飲めない』と、すぐに感じた」と過去の確執を告白。番組中も中山の発言を受けなかったといい、「キャッチボールができない。噛み合わないまま行って、新日本プロレス対UWF、そんな感じ。ロープに振ったら返って来て技を食らうのも美学。技はもらわないといけない。じゃないと技をかけられないという意識があった。今ちゃんからしたら、3時間の生放送が2秒でタップ。これはないだろうと」とプロレスに例えて説明すると、鈴木は「番組はヒデさんが笑っているから成立した。今でこそ今田さんが『あの頃は本当に悪いことをした』とおっしゃっている。その時の絶対に折れない生き方、僕が見ていたことの答えが本にあった」と感心していた。

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