俳優・吉高由里子が、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を生み出した主人公・紫式部（まひろ）を演じるNHKの大河ドラマ『光る君へ』（日曜午後8時）。19日放送の第20回は、花山院（本郷奏多）の牛車に矢を放った伊周（三浦翔平）と隆家（竜星涼）の兄弟が処分される展開が描かれた。身内の不祥事に内裏を出ることを命じられた定子（高畑充希）が思いがけない行動をする様子も描かれた。SNSでは定子の行動に驚きの声であふれた。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　兄弟の不祥事で内裏を去ることになった定子は、実家である二条北宮に移った。その後、定子は一条天皇（塩野瑛久）に兄弟の罰を軽くしてほしいと頼んだが、死罪は免れたものの兄弟は遠流（おんる）に処せられた。兄の伊周に帝の命に従うように説得したが伊周は拒絶。定子は前途を悲観したのか、そばにいた男から奪った刀で突然、自身の髪を切ってしまった。

　SNSでは「びっくりした」「凄まじい」「悲しい」「激動過ぎ」「息が止まりそうになった」「衝撃」「ドラマチック断髪」「劇的な落飾」「血を見なくて良かった」「おいたわしや」という驚きの声であふれた。

　一方、ビデオリサーチによると、19日午後8時からNHK総合で放送された『光る君へ』の関東地区の平均世帯視聴率は11.2％（個人6.4％）だった。11％台を記録したのは3月17日放送の第11回（11.4％）以来、約2か月ぶり。