有野課長『ゲームセンターCX』で生んだ名言5選 「ガメオベラ」「課長ON!」の珍ワード

お笑いコンビ・よゐこの有野晋哉が、有野課長に扮(ふん)してレトロゲームに挑戦する『ゲームセンターCX』(CSフジテレビONE)は、2003年11月4日から20年にわたり放送されている人気ゲームバラエティー番組。23年10月29日には「ゲームセンターCX有野の挑戦 in さいたまスーパーアリーナ 20周年大感謝祭」が行われ、1万5000人の観客がレトロゲームに生挑戦する有野課長の勇姿を見守った。この番組がこれだけ長く愛される理由のひとつに、有野課長がつぶやく名(珍?)言があるのではないだろうか。本記事では、そんな名言を5つ振り返ってみよう。

よゐこの有野晋哉【写真:ENCOUNT編集部】
よゐこの有野晋哉【写真:ENCOUNT編集部】

定番となった名言やADとのやり取りで生まれた名言が番組を彩る

 お笑いコンビ・よゐこの有野晋哉が、有野課長に扮(ふん)してレトロゲームに挑戦する『ゲームセンターCX』(CSフジテレビONE)は、2003年11月4日から20年にわたり放送されている人気ゲームバラエティー番組。23年10月29日には「ゲームセンターCX有野の挑戦 in さいたまスーパーアリーナ 20周年大感謝祭」が行われ、1万5000人の観客がレトロゲームに生挑戦する有野課長の勇姿を見守った。この番組がこれだけ長く愛される理由のひとつに、有野課長がつぶやく名(珍?)言があるのではないだろうか。本記事では、そんな名言を5つ振り返ってみよう。

 最初に紹介するのは、ゲーム機のスイッチを入れる際に課長が言う「課長ON!」である。今ではすっかり定番となった名言だが、初登場は06年6月に放送された第5シーズンの『海腹川背』の回だった。このときの課長はゲーム開始前からテンションが低め。その気持ちを奮い立たせるために「ゲームセンターCX!」と叫んでカセットをスーパーファミコンにセットし「課長ON!」と言って電源を入れたのがそもそもの始まりである。この回をきっかけに、「課長ON!」は定番となり、後にさまざまな場面で使われるようになった。

 次は謎の5文字「ガメオベラ」を紹介する。この名言は、04年11月に放送された第2シーズン『チャレンジャー』の回で有野課長がゲームをプレイしている際に初登場した。高難易度のアクションゲーム『チャレンジャー』を前に残機をどんどん減らしていく有野課長。ついに操作キャラの残機がゼロになり画面に表示された「GAME OVER」の文字を見て、有野課長が「ガメオベラ」と読んだことが名言誕生の経緯である。番組の影響を受けて、自身のプレイで「ガメオベラ」と使っているファンも少なくないようだ。

 04年11月に放送された第2シーズン『魔界村』の回で言われた「もう嫌! もうこれ以上やったらゲーム嫌いになるよ」も忘れられない名言だ。この名言は16時間かけて『魔界村』をクリアした後、真のエンディングを見るためには2周目をクリアしないといけないとスタッフから知らされたときに有野課長が言ったものだ。長時間ゲームをやり続けられる有野課長でも、このときばかりは心が折れてしまったのだろう。

 時には、番組ADとのやりとりから名言が生まれることもある。そのひとつが08年の第8シーズン『東海道五十三次』の回で登場した「鶴岡、いっこ高すぎ!」だ。このゲームはコンティニュー機能がないため、ゲームオーバーのたびに最初からやり直す必要があった。何度もやり直してるうちに重くなった空気を打破しようと、ADの鶴岡氏がBGMに合わせて歌を歌うのだが、キーが高すぎて微妙な歌に……。そのときに有野課長が言ったのが先ほどの名言だ。こういうADとのやり取りも、本番組の魅力のひとつと言えるだろう。

 最後に紹介する名言は「あいつ痩せたな~」。先ほど紹介した『魔界村』のプレイ時に、有野課長は敵キャラクター・レッドアリーマーに大苦戦する。その後、06年7月放送の第5シーズン『大魔界村』の回で、憎きレッドアリーマーと再会を果たすのだが、そのときに有野課長が言ったのがこの名言だ。緊張感あふれるアクションゲームの最中に、肩の力が抜けるようなことを言ってのけるのが有野課長の面白さではないだろうか。

 放送開始から20年が過ぎ、多くの名勝負、名言を生み出してきた『ゲームセンターCX』の有野課長。今後もファンを喜ばせる名言・珍言を期待したい。

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