中条あやみ&本郷奏多、“会いたくても会えない”今、観て欲しいドラマ
本郷「タイムスリップならではの、せつなさのあるドラマ」
――コロナ前とコロナ後で見え方が変わったことはありますか。
中条「撮っている時はソーシャルディスタンスもそこまで浸透していなかったときだったので、こんなことになるとは想像していなかったんですけども、オリンピックのためにメニューを考えたり、オリンピックに向けて、みんなが集中する、ワクワクするといったイベント感は今となってファンタジーになってしまったんですけど、もし開催されたらどうだったのかなといろいろ想像して、楽しめる作品になるんじゃないかなと思います」
本郷「こういう社会になってしまったことによって、人と人との繋がりを考えると思います。今は人を大事に思うからこそ、会わないでおこうという場面もあるじゃないですか。それとは違うかもしれませんが、沙織さんは元の時代に帰ってしまったら、会えなくなるわけで、タイムスリップならではの、せつなさのドラマです。“会いたくても会えない”みたいなことを、より共感できるようになっているのかもしれないなと思います」
――好きな時代にタイムスリップがもしできるとしたら、どこに行きたいですか?
本郷「遠い未来じゃなくて、100~200年先、自分が理解できそうなぐらいの近未来に行って、技術を目の当たりにしてみたいですね」
中条「(本郷さん)っぽいですね。私はバブル時代が気になります。1万円札を見せて、タクシーを止めると聞いたことがあるので、実際に見てみたいです(笑)」
(おわり)
□中条あやみ(なかじょう・あやみ)1997年2月4日生まれ、大阪府出身。2011年よりモデルとして活動をスタート。2014年に「劇場版 零~ゼロ~」で映画初主演。17年、「セトウツミ」で第71回毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞。同年、「チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~」で第41回日本アカデミー賞新人俳優賞。主な作品に「ライチ☆光クラブ」、「覆面系ノイズ」、「ニセコイ」、「雪の華」、20年公開予定の「水上のフライト」などがある。
□本郷奏多(ほんごう・かなた)1990年11月15日生まれ、宮城県出身。2002年の俳優デビュー後、主演映画「テニスの王子様」を始め、「GANTZ」、「進撃の巨人」、「いぬやしき」、「鋼の錬金術師」などの大ヒット漫画原作の実写作品で注目を集める。近作は映画「キングダム」、「Diner ダイナー」など。NHK特集ドラマ「大江戸もののけ物語」では主人公の前に現れる妖怪天の邪鬼、大河ドラマ「麒麟がくる」では関白近衛前久を演じる。