中条あやみ&本郷奏多、“会いたくても会えない”今、観て欲しいドラマ
11日放送のNHKの特集ドラマ「56年目の失恋」(午後9時~、BSプレミアム)で初共演した女優の中条あやみと俳優の本郷奏多、同時インタビューの第2弾。本作はふたつのオリンピックの時代を生きる、料理を愛する男女が、時空を超えて出会うタイムスリップ・ラブストーリーだ。コロナ禍を経て、東京オリンピックは延期になった中、2人が感じたこととは何だったのか。
同時インタビュー後編、11日放送のNHKドラマ「56年目の失恋」
11日放送のNHKの特集ドラマ「56年目の失恋」(午後9時~、BSプレミアム)で初共演した女優の中条あやみと俳優の本郷奏多、同時インタビューの第2弾。本作はふたつのオリンピックの時代を生きる、料理を愛する男女が、時空を超えて出会うタイムスリップ・ラブストーリーだ。コロナ禍を経て、東京オリンピックは延期になった中、2人が感じたこととは何だったのか。
――ドラマの中で登場する印象的な料理は何ですか。
中条「ドラマの中で食べるシーンはあまりないのですが、シェフの方から、肉の焼き方とか、料理の飾り付けのやり方をいろいろ教えていただいて、そのときに食べさせていただきました。真空調理っていうんですか、プラスチックに入れて、煮ると、どんなに安いお肉でも高級のお肉の味になるんです。本当にめちゃくちゃおいしく調理できたので、おうちでもやってみたいと思いました。ちょっと大変そうに見えるんですけど、意外に簡単なので、ぜひ試してもらえたらなと思います」
本郷「印象に残っているメニューは野菜くずのスープです。作品上でも大きな役割を持っています。捨ててしまうところの皮や根っこを使ったスープなんですが、文字の印象だと、具が入っているのかなと思いきや、完成品はこしたもの。要はただの汁で、これがおいしいのかなと思ってしまいましたが、味わい深く、とてもおいしかったです。捨ててしまうものでも、こんなにおいしいスープとか作れるんだと、すごく驚きました。2020年を生きている沙織さんがスープに感動するシーンがあるんですけど、まさに同じ体験ができました。食材を全てちゃんと使い切る、すごく素敵なメニューでした」
――ドラマでは、東京オリンピックが開催された1964年が舞台になっています。
中条「オリンピックが自分の国で行われることが、どれくらい盛り上がることなのかっていうのは、想像でしかないんですけども、56年前の人たちからすると、本当に大きな一大イベントだったと思います。全員がテレビの前でくぎ付けになっていただろうし、実際に一つのテレビをみんなで観るシーンがあるんです。そういう盛り上がりもすごくいい。今年もそういうふうにできたらよかったなと思いました」
本郷「64年のオリンピックの映像をテレビで観るシーンは、台本に『大型テレビに釘付けになっている人々』と書いてあったんですけども、実際はメチャクチャ小さい箱型のテレビだったんですよ。(スタッフさんから)『これでも大きかったんです』と言われ、この56年間、さまざまな技術が発達したんだな、と思いました。今より、ものすごいいろんな新しい発見があって楽しかったんだろうなと思い、人々も熱狂するだろうなと思いました」
――撮影は3月上旬だそうですが、新型コロナウイルスの影響はありましたか。
中条「こんな事態になるとは思ってなかったです」
本郷「このような状況になるとは、想定外でした。冒頭、東京五輪のための新しいメニューを考案するシーンするから始まるんですが、オリンピックが延期されるとは思っていなかったです。ドラマは実際とは違ってフィクションですし、タイムスリップなんて、科学的にありえないですから、楽しんでいただけたらと思います」