テレビ朝日系アニメ『クレヨンしんちゃん』（土曜午後4時30分）と『わんだふるぷりきゅあ！』（日曜午前8時30分）がコラボレーションすることが、11日に発表された。18日放送の『クレヨンしんちゃん』と、翌19日放送の『わんだふるぷりきゅあ！』でそれぞれのアニメの登場人物が出演し、共演する。

『クレヨンしんちゃん』は放送30年を超える人気アニメ。主人公の5歳児・野原しんのすけを中心に、両親や飼い犬のシロ、お友達との日常を描いている。『わんだふるぷりきゅあ！』は2004年から放送スタートした日曜朝の人気シリーズで、今回で21弾目。『わんだふるぷりきゅあ！』のモチーフは「動物」で、主人公はシリーズ初の犬のプリキュア・キュアワンダフル（犬飼こむぎ）。飼い主である犬飼いろは（キュアフレンディ）との絆が描かれている。

　今回のコラボで、18日放送の『クレヨンしんちゃん』に犬飼こむぎ＆犬飼いろはが出演。19日放送の『わんだふるぷりきゅあ！』にしんのすけとシロが登場する。18日放送の『クレヨンしんちゃん』の『オラ、プリキュアだゾ』は、河川敷で遊んでいるしんのすけとシロのもとに、こむぎといろはがやってくる。しんのすけは、犬のこむぎが人間の言葉を話すことも気にせず、すっかり仲良しに。一緒にフライングディスクで遊んでいると、そこに『わんだふるぷりきゅあ！』のガルガル（敵の怪物）が現れる。

　こむぎは「キュアワンダフル」に、いろはは「キュアフレンディ」に変身して応戦するものの、ガルガルに弾き飛ばされて大ピンチに陥る。そんな時、空からふたつのワンダフルパクトが。しんのすけとシロはコンパクトを使って「キュアオシリィ」と「キュアワタアメ」に変身し、力を合わせて“お助け”することに。4人の息の合ったチームプレーが見どころだ。

　19日放送の『わんだふるぷりきゅあ！』第16話『鏡石のふしぎ』では、こむぎといろはが住むアニマルタウンにある鏡石のナゾに迫る。鏡石は、「こむぎといろはがなぜプリキュアとなったのか」「ガルガルが現れるのはなぜアニマルタウンだけなのか」などの謎を解くカギとなる。しかし、石のそばの古い立て札の文字は判読不可能だった。その後、こむぎといろがドッグランに行くと、ドッグランを走っているしんのすけとシロの姿が。一緒にかけっこをしてすっかり意気投合した一同だが、実はしんのすけが迷子になっていることを知る。アニマルタウンでもしんのすけのマイペースさは健在。しんのすけを見事にサポートするしっかり者のシロと、こむぎ、いろはの痛快なやり取りに注目だ。

　しんのすけの声を務める声優の小林由美子は、初のコラボに「うれしすぎます！　光栄すぎます！　ただ一番はじめ、クレヨンしんちゃんのスタッフから『今度、しんのすけとシロがプリキュアになります』と言われた時は、正直ちょっと何を言っているか分からなかったです」と、驚きと衝撃を語った。「夢のコラボがついに実現しました。しんのすけが、わんぷりワールドへお邪魔いたします！　そして、プリキュアになりたいと思い続け20年、ようやく夢がかないました」と喜んだ。また、「しんのすけとシロがプリキュアに変身する『クレヨンしんちゃん』では、とにかく可愛さ、可憐さ、そして強さを意識し絞り出しました」と、演じる上でのポイントも明かした。

　キュアワンダフル（犬飼こむぎ）役の声優・長縄まりあも、初コラボに「とっても驚きました！　どんなお話になるのか想像してみたりして、ワクワクでいっぱいになりました！」と語り、「いつもと違う環境なのと、大切なコラボと言うことで、いっぱい緊張してしまわないように、しんちゃんたちと心から楽しむことを意識しました」と明かした。「夢のようなコラボに、こむぎそしてキュアワンダフルとして、しんちゃんたちとお話しできることをとてもうれしく思っています！　そのうれしさと楽しさが皆さんに伝わるよう頑張ります。よろしくお願いします！」と意気込んでいる。