天才的頭脳を持つ赤ちゃんキャラといえば? 『天才バカボン』ハジメちゃんの知能は父親譲り

国民的アニメ『クレヨンしんちゃん』や『サザエさん』には、物語に癒やしを与えてくれる赤ちゃんキャラが登場する。言葉を発することはできなくとも無邪気な姿に癒やされる人も多いだろう。その一方で、見た目は赤ん坊だが、天才的な頭脳を持つキャラも存在する。本記事では、天才的な頭脳を持つ赤ちゃんキャラクターを3人紹介しよう。

『天才バカボン』【画像:(C)赤塚不二夫】
『天才バカボン』【画像:(C)赤塚不二夫】

子ども扱いをしていたらしっぺ返しを食らうかも

 国民的アニメ『クレヨンしんちゃん』や『サザエさん』には、物語に癒やしを与えてくれる赤ちゃんキャラが登場する。言葉を発することはできなくとも無邪気な姿に癒やされる人も多いだろう。その一方で、見た目は赤ん坊だが、天才的な頭脳を持つキャラも存在する。本記事では、天才的な頭脳を持つ赤ちゃんキャラクターを3人紹介しよう。

 1人目は、1971年に放送されたアニメ『天才バカボン』に登場するハジメちゃんだ。バカボン一家の次男として誕生したハジメちゃんは、生まれて早々に言葉を話すようになり、算数の問題を難なく解くほどの能力を見せる。彼の天才ぶりに注目したテレビ局が中継しようと番組を企画するほどだ。

「赤塚不二夫公認サイトこれでいいのだ!!」にあるキャラクター紹介によると、ハジメちゃんはタイムマシーンを作ることができ、ピタゴラスの定義やケプラーの法則といった大人でも解説の難しい問題をスラスラ解けるのだ。彼を赤ちゃんだと思って相手をすると簡単に論破されてしまうだろう。

 なぜハジメちゃんがこんなに天才なのか理由を探ると、バカボンのパパの過去にたどり着く。実はバカボンのパパは、子どものころは大天才だった。ひょんなことから頭の中の歯車が壊れてバカになってしまったのだが、そんなパパの遺伝子もあり、ハジメちゃんは天才児として生まれてきたのかもしれない。

 2人目は、81年度に放送されたアニメ『Dr.スランプ アラレちゃん』で、主人公・則巻アラレを作った則巻千兵衛と、妻の則巻みどりの間に生まれた子どものターボくんだ。アニメ151話「ターボくん誕生!!」で生まれたターボくんは、幼い頃に宇宙船にひかれる事故に遭い、宇宙人に治療してもらった過去がある。この治療をきっかけにターボくんは超能力が使えるようになり、千兵衛を上回る天才的頭脳も手に入れた。

 宇宙人によって超天才となったターボくんだが、彼の父親・千兵衛は、アラレちゃんを始め数々の発明品を世に出した天才だ。そんな千兵衛の血の力が増幅された結果なのかもしれない。

 3人目は、68年度に放送されたアニメ『サイボーグ009』に登場するイワン・ウイスキーだ。彼は、世界の平和を脅かす敵と戦う9人のサイボーグ戦士の1人。父親である研究者ガモ・ウイスキーから受けた脳改造手術の結果、テレパシーや瞬間移動などの超能力を操れるようになったのだ。

 ほかのサイボーグ戦士を頭脳面でサポートするイワンだが、普段はおしゃぶりを手放さない赤ん坊である。しかし、その姿に油断して近づけば、手痛いしっぺ返しをくらうのは間違いないだろう。

 今回紹介した天才児のうち、ターボくんとイワンは宇宙人や研究者からの治療や改造の結果、能力を手に入れている。唯一、ハジメちゃんだけが生まれながらの天才ということが分かった。バカボンのパパの遺伝子の力は、もしかしたら宇宙人以上の能力を秘めているのかもしれない。

次のページへ (2/2) 【動画】おしゃぶりをくわえてるのに超天才!? 『サイボーグ009』に登場するイワン・ウイスキーの姿
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