42歳・櫻井翔、初の政治家役「そのような年齢になったのか」 14年ぶりにTBS連ドラレギュラー出演

嵐の櫻井翔と俳優の玉山鉄二がTBS系7月期の連続ドラマ『笑うマトリョーシカ』(金曜午後10時)に出演することが3日、分かった。櫻井は初の政治家役に挑戦し、同局の連ドラレギュラー出演は2010年の日曜劇場『特上カバチ!!』以来14年ぶりとなる。

『笑うマトリョーシカ』ティザービジュアル
『笑うマトリョーシカ』ティザービジュアル

物語を司る若き政治家・清家一郎を演じる

 嵐の櫻井翔と俳優の玉山鉄二がTBS系7月期の連続ドラマ『笑うマトリョーシカ』(金曜午後10時)に出演することが3日、分かった。櫻井は初の政治家役に挑戦し、同局の連ドラレギュラー出演は2010年の日曜劇場『特上カバチ!!』以来14年ぶりとなる。

 本作は、日本推理作家協会賞や山本周五郎賞など数々の受賞歴を持つ早見和真氏が2021年に発表した同名小説が原作。誰もが持つ欲や野望に迫ったヒューマン政治サスペンスであり、若き政治家と有能な秘書の奇妙な関係、栄光の裏で起きた数々の不審死……そしてそれを追う新聞記者の強い執念と“人間という迷宮”を描くスリリングなエンターテインメント作品となる。

 俳優の水川あさみが主演を務め、主人公の新聞記者・道上香苗(みちうえ・かなえ/38)を演じる。そして、物語を司る若き政治家・清家一郎(せいけ・いちろう/43)役には、櫻井が決定。また、政治家・清家一郎の政務秘書官・鈴木俊哉(すずき・としや/43)を玉山が演じる。

 玉山は「本作は人間の欲望やえぐみを生々しく描いた、斬新な作品だと思います。その中で僕が演じる鈴木は、櫻井さん演じる清家を総理にするためなら自分のものを全て捧げるような男です。その関係がはたしてピュアなものなのか。鈴木が清家を利用しているのか、それとも利用されているのか……よく分からないその複雑な関係性を、推測しながら楽しんでいただけたらと思います」とアピール。

 続けて、「水川さんとは、約20年ぶりの共演になります。お互い環境も変わって大人になりましたが、会ってみたらまったく変わっていなくてホッとしました。櫻井さんは、『今まで出馬してなかったんですか?』と思うくらい、清家役がぴたっとハマっている感じが僕の中であって。共演は初めてですが、僕が思い切って自分をぶつけることで、それが“疑惑”に映ったり、“いい違和感”を生んでいけたらいいなと思います。そしてそれを追う道上の行動を見て、スッキリしていただけたらうれしいです」とコメントした。

 そして、42歳の櫻井演じる若き政治家・清家は43歳の若さで厚生労働大臣として初入閣した人物。印象的な笑顔と保守派の政治家が多い中で珍しいリベラルな言動で国民から抜群の人気を誇る未来の総理候補だ。

 06年から日本テレビ系報道番組『news zero』のキャスターを務める櫻井は「これまで報道番組で政治家の方にインタビューしてきた自分が、今度はフィクションとして政治家を演じることになり、自分もそのような年齢になったのかと驚くと共にうれしくもありました」と心境を吐露すると、「最近はニュースで政治家の方を見るたびに、“何かヒントはないか”という視点で、つい観察もしてしまいます」と明かした。

 共演者についても言及。「同世代の水川さんと玉山さんと同じ目標に向かっていけることもうれしく思っています。水川さんとは約10年前にかなりコミカルな夫婦役でご一緒して以来なので、シリアスな本作で対峙できることがとても楽しみです。初共演となる玉山さんとは作品同様に、現場でも頼りながら過ごしたいと思っています。マトリョーシカの殻を外していくように、さまざまなことがどんどん出てくるストーリー展開で、視聴者の方をどう騙しながら話が転がっていくのか。今まで感じたことのない“違和感”を楽しんでもらえる作品にしていきたいです」と意気込んだ。

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